女中(メイド)の臀(おいど) (ファンタスティック小説シリーズ 1)

  • 思潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783727378

作品紹介・あらすじ

主人「どうだ、私の裁きは公正であろう?」女中「アァ、ゴショーデス!御主人さま!」ポストモダンの代表作家クーヴァーのキワドク大胆なケッ作。どちらがSでどちらがMかわからない、螺旋状に昇りつめるエンドレス・プレイ。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台劇のように日常が繰り返されるのだけど、余りに判で押したような日常はシュールでクラクラします。単調な日々の中で、老人はボケていき、メイドはお仕置きにはまっていく。実験的で言葉遊びに満ちています。“おいど”は京都出身の祖母が使っていました。タイトルは原文の「一日のお勤め」が適切と思います。ポストモダン小説は初めてですが、これは面白い。

  • アナロジッカルに言葉とイメージの交錯する、ユニークな滑稽譚。

  • すばらしい。

  • これは原著で読まないとだめなんだなぁ、というのをおもしろいながらもしばしば首をかしげつつ本文を読み終えた後のあとがきで納得。駄洒落がちょっと・・・。

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著者プロフィール

1932年生まれ。トマス・ピンチョン、ジョン・バース、ドナルド・バーセルミらと並び称される、アメリカのポストモダン文学を代表する小説家。邦訳に、『ようこそ、映画館へ』(越川芳明訳、作品社)、『ノワール』(上岡伸雄訳、作品社)、『ユニヴァーサル野球協会』(越川芳明訳、白水Uブックス)、『老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る』(斎藤兆史・上岡伸雄訳、作品社)、『ジェラルドのパーティ』(越川芳明訳、講談社)、『女中(メイド)の臀(おいど)』(佐藤良明訳、思潮社)、「グランドホテル夜の旅」、「グランドホテル・ペニーアーケード」(柴田元幸編訳『紙の空から』所収、晶文社)、「ベビーシッター」(柳下毅一郎訳、若島正編『狼の一族』所収、早川書房)などがある。



「2017年 『ゴーストタウン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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