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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784784217304
作品紹介・あらすじ
浮世草子作家の嚆矢であり江戸時代前期を代表する作家の一人、井原西鶴(1642~1693)。その文芸作品に、いかに当時の茶の湯文化が反映されていたのか、西鶴が浮世草子作家になる以前の俳諧師時代、さらに『好色一代男』から遺稿集にいたるまでの浮世草子作品をとりあげ、その影響関係を検証する。
<br/> 西鶴は、じつは千利休に代表される「わび茶」の美意識に強く影響を受けていた。その茶の湯観は芭蕉の求めた「わび」にも通じるものがあり、それが西鶴作品の人間観照の鋭さにも深く関わっていたのである。