図書館の新型コロナ対策ガイド

著者 :
  • 青弓社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787200754

作品紹介・あらすじ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者は減少するどころか、「第2波」とまで指摘されて、連日、テレビでは感染者数やクラスター発生場所を報じている。しかし、ウイルスについて基本的なことを取り上げている機会は少ない。

多くの利用者が集まる公共施設、そのなかでも子どもから高齢者までが利用する図書館は、感染予防のためにどのような対策をとればいいのか。

まず、前提になるウイルスについて把握したあと、新型コロナウイルス感染症とは現在の時点ではどのようなものかを整理する。そのうえで、図書館の具体的な対策を提案する。

さらに、誰もが使用するトイレ環境について、現状分析を踏まえて対応策を示す。最後に、最近は新聞でも報じられるようになった電子図書館(電子書籍貸出サービス)の可能性についても論じる。


目次
第1章 ウイルスとはなんだろう
第2章 あらためて新型コロナウイルス感染症とはなんだろう
第3章 図書館における具体的な対策
  最善をつくしながら最悪な状態に備える
  職員に感染者が出た場合   ほか
第4章 臨時休館時の対応
  提供できるサービス
  バックヤード業務    ほか
第5章 トイレ環境から見た新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止対応
  トイレの総合メンテナンス会社の既往データから
  公立図書館におけるトイレ環境の現状   ほか
第6章 電子図書館(電子書籍貸出サービス)の可能性
  公立図書館の電子図書館(電子書籍貸出サービス)の概略
  システム概要
  コンテンツの傾向
  導入図書館の傾向   ほか

感想・レビュー・書評

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  • 第1章、第2章では新型コロナウイルス感染症とは何かをわかりやすくまとめています。
    第3章から第5章では、図書館における具体的な対策・対応を具体例を交えながら紹介してくれます。
    館内のエリアごとの注意すべき点や、職員やその家族に感染者が出た場合のフローチャート例などもあり。
    第6章では、休館時にも提供可能な公共図書館向けの電子ブックサービスについて、コンテンツの現状や現場へのアンケート結果などを掲載しています。

    刊行は2020年10月、紹介されているデータや資料は2020年8月時点のものが多く掲載されているので、約1年前の状況であることを念頭に読む必要あり。
    主に公共図書を想定して書かれていますが、特に具体的な対策についてはいろいろヒントをいただきました。

  • コロナとはどのような病気であるかを冒頭にかなりのページを割いている。※執筆当時のもの。

    コロナだけでなく、感染症が蔓延したときにどう対策するかのマニュアルを作る参考になる。

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著者プロフィール

1983年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻情報資源管理分野修士課程修了。都留文科大学・日本大学・東洋大学非常勤講師。著書に『事例で学ぶ図書館制度・経営論』『事例で学ぶ図書館サービス概論』『図書館の新型コロナ対策ガイド』『29歳で図書館長になって』『仕事に役立つ専門紙・業界紙』、共著に『絵本で世界を学ぼう!』『つくってあそぼう!――本といっしょに、つくってかがくであそぼう』『図書館の活動と経営』(いずれも青弓社)など。

「2023年 『事例で学ぶ図書館情報資源概論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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