死とはなにか

制作 : フランソワーズシュワッブ 
  • 青弓社
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本棚登録 : 21
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787210340

作品紹介・あらすじ

「死は変容ですらないかもしれない……死は形の不在への移行なのです」。あらかじめ経験不能な死と老い、信仰、安楽死、暴力……。「死を背負った存在」の永遠のテーマに哲学の光をあて、その逆光のなかに生きる意味を浮かびあがらせる静かで力強い対談集。

感想・レビュー・書評

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  • 言語は経験可能な事象のみ表現しうる。自己における「死」は経験することができない。よって、自己における「死」は言語化することができない。

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著者プロフィール

1903年8月31日、ユダヤ系ロシア人を両親としてフランスのブールジュに生まれる。父はフロイトの著作を初めてフランス語訳して精神分析をフランスに紹介し、ヘーゲルの『美学』やシェリングの哲学書も翻訳した医師。22年、エコール・ノルマル・シュペリウール入学。26年、哲学のアグレガシオン(高等教員資格)に首席で合格。27年から32年までプラハのフランス学院に勤務。33年、「シェリング晩年の哲学における意識のオディッセー」で博士号。39年までカーン、リヨン、ブザンソン、トゥールーズ、リールで教職につくが、大戦勃発とともに動員され、負傷。レジスタンスの地下活動に参加。45年、ラジオ・トゥールーズ-ピレネーの音楽放送ディレクター。47年、リール大学に復職。53年、パリ大学道徳・政治哲学講座の教授に就任。78年の定年後も、なお3年間名誉教授として講義を続ける。1985年6月6日、パリのケ・オ・フルールの自宅で逝去。邦訳されている著書に『アンリ・ベルクソン』『イロニーの精神』『ラヴェル』『夜の音楽』『音楽と筆舌に尽くせないもの』『死』『ドビュッシー』『還らぬ時と郷愁』『仕事と日々・夢想と夜々』『リスト ヴィルトゥオーゾの冒険』『道徳の逆説』『最初と最後のページ』『遙かなる現前』がある。

「2003年 『死とはなにか 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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