闇の博物誌

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787230508

作品紹介・あらすじ

一塊の肉と化した屍体の群舞、アヘン中毒者の阿鼻叫喚、残虐きわまる拷問刑罰の歴史──。美麗と醜悪、此岸と彼岸の境界に潜むこの世のダークサイドを、アンダーグラウンドの白眉が硬質の水晶体で透徹する、哄笑と哀惜の一大博物誌。

感想・レビュー・書評

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  • マニアックな本。猟奇事件、拷問、死体など闇に隠蔽され精神から抑圧されたものを乾いた文体で描いている。

  • グロは臭いよ。ぷんぷん臭う。胸のわるくなるにおい。顔の皮を剥がれた死体の、復元されてデッサンの崩れた顔面のアンバランスさ。全身にスリットが入ったみたいなメッタ切りされた死体。自分の汚物にまみれた死後の美少女。そういうのは知っておいていいけど、創作においてそれをそのまま出してもなんの絵にもならないのである。ただのリアルなんて体験するに勝るものはないんだからね...?

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著者プロフィール

1931年、東京・神田三崎町生まれ。作家、画家、チェリスト。著書『闇の博物誌』『ドラッグストア』『ブリミアーナ』(いずれも青弓社)、『ロベルトは今夜』『雪香ものがたり』『ナージャとミエーレ』『恋寝刃地獄聞書』(いずれもトレヴィル)、『夜想30 枕絵』(ペヨトル工房)、『リラの門』(太田出版)ほか。

「1993年 『死の舞踏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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