写真の孤独: 「死」と「記憶」のはざまに (写真叢書)

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787272881

作品紹介・あらすじ

ジャコメッリ、古屋誠一、オノデラユキ、野口里佳、太田順一、石内都……。見る者の心を動かし、奪い、突き放し、温める写真を撮り続けている作家を多数紹介して、作品が語るテーマ性とそこから浮かび上がる「生と死」「記憶」を読み解く評論集。

感想・レビュー・書評

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  • 過去よりも未来を生きた。ジャコメッリに大きく影響を与えたものとしては詩のほかに絵画がある。
    人はみな、心の深奥では、孤独ではある。
    生きている間は年を重ねるほど、いっそう孤独になる。そして最後は孤独の沈黙の中で死ぬ。
    自己を見つめること、それは自身の生を見つめることであり、同時に死と向かい合うことを意味する。
    自分の中の死を見つめ、、そして悪魔と対話することである。そうしなければ、生の本当の意味を乱すなどあり得ないのだ。
    世界は必ずしも同じように見えるわけではない。違う意識をもった人間の世界の距離は一定ではない。
    見るということは世界に触れるということであり、世界を知るということである。

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著者プロフィール

1956年、富山県生まれ。中央大学経済学部卒、桑沢デザイン研究所卒。グラフィックデザイナー、桑沢デザイン研究所非常勤講師。伊勢功治・詩/柳智之・画『天空の結晶』(思潮社)、「一九二〇─三〇年代の日本の写真雑誌」(『写真空間』シリーズ連載、青弓社)。

「2010年 『写真の孤独 「死」と「記憶」のはざまに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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