- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787273628
作品紹介・あらすじ
女子にまつわるさまざまな視点から映画作品を読み解き、描かれる女性たちの喜びや性、あるいは生きづらさ、自意識との葛藤、孤独、恋愛の苦しみといった心情を浮かび上がらせる。当社Web連載に5本の書き下ろしと映画解説を加えた決定版。
感想・レビュー・書評
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私が映画をむさぼるように
見ていた時代では
「なんで こんな馬鹿なことするの」
という感想でしかなかった作品が
この本を読んで なるほど
「ああ わかるよ」と思う。
色々失敗して 恥ずかしい思いをして
一周ようやく回ったかな -
「女子向け」映画よりも男子の映画を好んで観てきたのは、自分が恋愛や結婚に興味がなく、ほとんどそれをスルーしてるのにわざわざ追体験したくないってー理由がある。だけど、この本に取り上げられている映画の女子たちは、恋愛や結婚を含めた、女子たちが直面する現在に苦しんだり立ち向かったりしている子たちばかりで、少なからず心当たりもあって胸に刺さる。でも絶望ばかりじゃないし、救われる作品だってある。そこがいい。
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町山智浩さんの本を、女性の視点で描いたような作品。
町山さんの知識や実際に監督にインタビューして得た情報のようなものはないけれど、女性でかつサブカル好きな人の目線で書かれた内容がすごく面白い。
読みやすい文章だし、全体に漂うややダウナーな雰囲気も良い。オススメ映画のタイトルが沢山出てきたので、これから沢山観ようと思います。 -
映画に登場するキャラクターの心理を丁寧に浮き彫りにしてくれている稀有な本。
本の表題にある通り、映画に登場する女性に焦点を当てた、主に語られている映画が39作品ある。女性心理の機微に触れるような繊細な映画を見てこなかったようだ。未見の映画が34作品なので、映画を鑑賞した上で読めた作品は5作品のみになる。
『メランコリア』『ブラック・スワン』『プラダを着た悪魔』『キャリー』『アメリ』この5作品しか見ていない私でも、この本は最後まで楽しんで読むことができた。著者の作品との距離感が私には心地かったことと、私の大好きな雑誌『映画秘宝』で読み慣れていたこともプラスだったかもしれない。
本書の感想とは全く関係ないが、雑誌『映画秘宝』が次巻で休刊するとのこと。とても残念である。 -
あまり好みに合わず
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映画
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女子向けのようだが男でもこんな映画があるのかと興味持って読める。ただ気になる作品は入手しにくかったりする。成瀬喜巳夫の作品が意外とゲスいと分かり見たくなった。
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