ねむり学入門―よく眠り、よく生きるための16章

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788511903

作品紹介・あらすじ

なぜヒトは「夜ふかし朝寝坊」になりやすいのか? 徹夜の運転は酒気帯び運転より危険? 寝不足は肥満と老化の元? 睡眠と成長ホルモン分泌の関係は? ──思いこみで語られがちな「睡眠」をめぐる科学的知識を、最新の睡眠研究のデータを挙げつつ懇切に紹介します。自分の身体の声を聴くことを忘れた現代人への、「生体時計」を考慮した生き方のすすめ。著者は米国で睡眠の基礎的研究に従事し、帰国後、日本の子どもたちの遅寝遅起きの実態に衝撃を受けて「子どもの早起きをすすめる会」をたちあげ、精力的に啓蒙活動を続けている小児科医です。現在は東京ベイ・浦安市川医療センター センター長。

感想・レビュー・書評

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    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00227865

  • 4 世界の睡眠時間の表

    20実は眠るのは脳

    37 寝ないと老化が早まる

    40 睡眠不足は社会のリスク

    47 年齢とともに変わる睡眠時間

  • 論文かって感じ

  • 三葛館医学 498.36||KO 

    世界でいちばん眠っていないのは日本人とのこと。
    みなさんはこれをきいて、やっぱりそうかと思いますか? それとも、いやいや睡眠は十分とれているよと思うでしょうか?
    危険な寝不足、眠りに関係ある病気など、睡眠を侮ることできませんよ。
                                  (ゆず)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=57118

  • 人間は眠らないと生きていけないもの。
    質の良い睡眠が日々の健康につながります。
    あなたも「ねむり」を見直してみよう!!

  • 睡眠を科学的に分析した一冊。16章分のまとめだけを読んで分かった気になっている自分。こまい説明はがんがんか飛ばして読めました!

  • ねむり学入門
    ―よく眠り、よく生きるための16章
    ねむり学入門
    ―よく眠り、よく生きるための16章
    著者: 神山 潤
    "新曜社 / 単行本
    / 199ページ / 2010-04 "
    ISBN/EAN: 9784788511903
    価格: ¥2,310


    眠りについての本も多いが、著者は医学(小児精神学がご専門か?)の立場から、より広い行動科学なども含めて睡眠学というよりも、より日常のねむりについて解説した本。

    目次にそって、気づきを気しておく。

    眠りの現状―世界でいちばん眠っていない国民は?
    ・日本人が6.4時間と一番短い(2008年調査)2006韓国が咲いたんという調査もあったが、フランスより1時間短い。

    眠りを眺める―レム睡眠とノンレム睡眠はどう違う?
    ・目の動きと脳波と筋肉を測ると睡眠の状況が記録できる
    ・睡眠日誌 ポリグラフィーで活動量を記録
    (→iPhoneのアプリに簡便ではあるがいいのがあるのになぁ)

    眠るのは脳―脳のどの部分が眠るのか?
    ・眠りの深さ(時期)によって休んでいる場所が違う→脳の脳による脳のためのねむり

    寝不足では…―徹夜明けの運転はこんなに危険!
    ・ひらめきに眠りは重要
    ・睡眠不足は生活習慣病の可能性あり
    (寝過ぎも)

    眠りと年齢―「子どもは夜になったら寝る」!?
    ・2ヶ月前後から、日周期にあってくる
    ・午後2時の生理的眠気への対処→20分程度のうたた寝(お茶飲んでから)

    寝さえすればいつ寝てもいい?―ポイントは光と規則性
    ・朝の光を浴びて夜には光を浴びないことで生体時計が地球時計に合う(朝型の方が規則的な生活ができる)
    ・朝の光とリズミカルな筋肉運動でセロトニンの働きが高まる
    ・ヒトは昼行性

    眠気をもたらす物質―暗くなると出てくるメラトニンの役割
    ・メラトニンは子供の頃多く分泌
    ・コーヒー(カフェイン)で目が冴えるのはアデノシンの働きが邪魔されるから

    眠りと関係する物質―「成長ホルモン」をめぐる誤解
    ・入眠直後の不快眠りの時に成長ホルモンが分泌される
    ・睡眠不足→レプチン分泌低下、グリれん分泌増加→食欲増進→肥満
    ・寝る子は育って、寝ないと太る

    さまざまな眠り―動物たちの眠り方

    ヒトと光―夜の光にはご用心!
    ・サマータイムは百害あって一利なし

    眠りに関連した病気―眠れなくても眠りすぎても…
    ・無呼吸や睡眠リズムのズレなど睡眠障害もあるが、、たんなる寝不足のヒトも多い

    睡眠衛生の基本―まずは朝の光を浴びることから
    ・入眠儀式 一定の手順を踏んで暗い部屋でゆっくりおやすみ
    ・気合いで早起き 起きる時間をきっちり意識して入眠するとすっきり起きれる。
    眠りの社会学―寝不足のまま働きつづける日本人へ
    ・ウサギとカメ ウサギは夜行性、亀は昼行性
    ・日本人が夜更かしの問題点を知らずに残業三昧。1990年自殺の増加と睡眠時間減少が一致。(これは別要因だと思うが)
    ・睡眠不足→セロトニン不足→目先の欲、自殺

    リテラシー―自分にとってのベストな眠りとは
    ・ニュースに惑わされないこと

    未解決の問題―眠りのメカニズムは謎だらけ
    ・新生児微笑。腹時計。習慣時計。。。
    ・午前睡はダメと思う
    これから親になるあなためのメッセージ―子どもの潜在能力を引き出す眠り
    著者
    神山 潤
    1981年東京医科歯科大学医学部医学科卒業、同附属病院小児科研修開始。1990年旭川医科大学生理学第二講座助手(生理学)。1992年東京医科歯科大学医学部附属病院助手(小児科)。2000年東京医科歯科大学大学院助教授。2004年東京北社会保険病院副院長。2008年東京北社会保険病院院長。2009年~公益社団法人地域医療振興協会、東京ベイ・浦安市川医療センター管理者。この間、1995年から1998年まで、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)客員教授

  • 早起きには気合も必要らしい。例:明日は5時に起きるぞーっと寝る前に自分に言い聞かせる。(科学的根拠あり)

  • 資料ID: W0155337
    請求記号: 498.36||Ko 97
    配架場所: 本館1F電動書架C

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著者プロフィール

医学博士。日本睡眠学会理事。子どもの早起きをすすめる会発起人。
1981年東京医科歯科大学医学部卒業。2000年同大学大学院助教授、2004年東京北社会保険病院副院長、2008年同院長、2009年4月より東京ベイ浦安市川医療センター管理者に。その他、公益社団法人地域医療振興協会理事、日本子ども健康科学会理事、日本小児神経学会評議員なども務める。

「2020年 『睡眠の名医が教える聞くだけで赤ちゃんがぐっすり眠る魔法の音楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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