おさなごころを科学する: 進化する幼児観

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  • 新曜社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788513747

感想・レビュー・書評

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  • 全部は読めなかった。3歳の長男の心理がどういうものか知りたくて読んでみた。有能な乳幼児、社交的な乳幼児というのは面白い。どうやって子供達が社会性を身につけていくのか、その理論が複数あってまだまだ発展段階ということはわかった。確固たる理論ができてくると、知育界隈のメーカーがこぞってそれっぽいおもちゃとか塾とか作り出すんだろうなー笑

  • 第8章「仮想する乳幼児」のみ読了。よって評価はなし。
    *****
    8章について。乳幼児の多く(半数近く?)が「空想の友だち」を持つという。一人っ子などに多い。理由は寂しさを埋めるため(大人が見るサードマン現象と近い)。またきょうだいなどがいれば自然と学習できる認知機能の発達のため。

    子どもには子ども特有の行動がある。未熟なのではなく、その行動がその時期に必要とのこと。
    たとえば子どもは
    ・メタ認知能力が低い=自分の出来る範囲がわからない=無謀な挑戦をする=新しい発見をする。
    ・ワーキングメモリが少ない=一度に処理できる情報量が少ない=単純な文から処理する=言語発達を促進する

    もとはメタ認知能力の高い子どもやワーキングメモリの大きい子どももいたかもしれないが、進化の過程で生存できなかったという指摘は相当に面白く、NHK特集でやってそうなトピック。(進化発達心理学というそうです)。

  • 本文中で紹介されている各研究分野の詳細を知りたいときに参照すべき書籍が紹介されていてとても便利。

  • ふむ

  • ピアジェとか懐かしかったけど、結局何が言いたいのやらサッパリでした。
    目次を眺めても見えてこない…斜め読みでスイマセン (_"_)

  • 乳幼児は何を感じ、何を考えているのか。大人が忘れてしまった「おさなごころ」についての見方を「乳幼児観」という言葉で表現し、その歴史的変遷と筆者の乳幼児観を述べています。OPAC → http://t.co/z9HN00SGaT

  • 乳幼児の心の中を研究する歴史と脳の中を探る最新の科学、なるほどと思いながら、まだまだ分からないことだらけだとも思った。

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著者プロフィール

森口 佑介(もりぐち・ゆうすけ):京都大学大学院文学研究科准教授。京都大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は発達心理学・発達認知神経科学。子どもを対象に、認知、社会性、脳の発達を研究するかたわら、大阪府の家庭支援事業にも携わる。主な著書に『子どもから大人が生まれるとき――発達科学が解き明かす子どもの心の世界』(日本評論社)『自分をコントロールする力――非認知スキルの心理学 』(講談社)『おさなごころを科学する―― 進化する幼児観』(新曜社)など。

「2023年 『10代の脳とうまくつきあう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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