家族変動と子どもの社会学ー子どものリアリティ/子どもをめぐるポリティクス

  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788517950

作品紹介・あらすじ

子どもは、家族の個人化や自身の準主体化、「子どものため」の制度、実践、価値観をいかに経験しているか。そのリアリティとポリティクスを、離婚、生殖技術、児童養護施設、児童虐待の事例から明らかにし、親子関係・ケアの理論に新たな論点を示す。

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  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000067050

  • 目次
    はじめに――子どものリアリティとポリティクス   野辺陽子
    序章 家族変動と子どもをとらえる視点   野辺陽子
     1.家族変動と子ども
     2.家族研究が子どもについて論じてきたこと/論じてこなかったこと
     3.子どもを社会学的に分析するために
     4.本書の構成
    第1章 「子どものため」の社会学的記述に向けて
        ――「子どもの視点」や「脆弱さ」をどう組み込むか   元森絵里子
     1.はじめに
     2.家族社会学と子どもという主題の現在
     3.社会学的子ども研究の展開とその陥穽
     4.欧州子ども社会学の知見から
     5.複雑化する家族と子どもの社会学的記述へ
    第2章 親の離婚と不仲をめぐる子どもの語りと「子どものため」の論理
        ――身の上相談の分析から   野田 潤
     1.問題の所在
     2.分析方法と対象
     3.子どもが語る親の離婚
     4.子どもは夫婦問題の当事者か?――時代による変化
     5.結論
    第3章 第三者が関わる生殖技術と子ども
        ――家族の多様性と子どもの語りをめぐるポリティクス   日比野由利
     1.はじめに
     2.生殖技術によって形成される〝多様な家族〟とは
     3.家族の多様性の裏側
     4.「出自を知る権利」は、子の最善の利益か?
     5.ゲイカップルの親
     6.むすび――「第三者」からの出生者の苦悩が解消されるとき
    第4章 児童養護施設の日常生活と子どもの経験
        ――小学生男子の〈友人〉関係形成を例に   三品拓人
     1.はじめに――児童養護施設で暮らす子どもが抱える問題と子どもの意思
     2.子どもを取り巻く多様な人間関係の実態
     3.学校でできる〈友人〉関係形成の制限
     4.〈友人〉形成の意味
     5.おわりに――子どもの〈友人〉形成と子どもの意見表明
    第5章 被虐待児に対する「子どものため」の臨界
        ――被虐待児は「子どものため」の支援/介入とエイジェント化をどのように経験しているか   根岸 弓
     1.はじめに
     2.子どもの意見表明権とは何か
     3.被虐待児はエイジェント化をどのように経験しているか
     4.被虐待児は「子どものため」をどのように経験しているか
     5.被虐待児と家族
     6.おわりに
    終章 家族変動と子どもをめぐる複雑さ   野辺陽子
     1.個人化と子ども
     2.新たな論点①――親子関係
     3.新たな論点②――ケア
     4.家族の再編と「子ども」の構築
    おわりに   野辺陽子

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著者プロフィール

日本女子大学人間社会学部現代社会学科准教授

「2022年 『家族変動と子どもの社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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