- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788718616
作品紹介・あらすじ
大好評『悩ましい国語辞典』の第三弾! 「悩ましさ」が倍増
辞書一筋42年、『日本国語大辞典』の編集者はまだまだ悩んでいる!
「風邪」はなぜ「引く」と言うの?
なんで最後に出演する人は「トリ」?
「ヤブ医者」の「ヤブ」って何?
感想・レビュー・書評
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コロナの流行で注目された言葉「収束」と「終息」、漢字を見るとなんとなく違いが分かる。
「収束したが終息はしていない」とは言えても「終息したが収束はしていない」とは言えない。
口頭で述べられるとどちらも「シュウソク」か「シューソク」でどちらか分からない。
国会での発言を速記者が記録したものを調べたら「収束」と「終息」がほぼ半々になっていたそうだ。
漢字がどちらかに関わらず、3年経ってもコロナは収束も終息もしていないですね。
「ちちんぷいぷい」は使わなくなった。
「チャンネルを回す」「テープを回す」はどれくらいの認知度?
「チンする」はいつまでもつか?「ゼロックスする」は使わなくなったしね。
「パーマ屋」は死語?
「普通に」の意味?「普通に」はプラスの意味での「とても」に近づいている?
「普通においしい」「普通にかわいい」とかいう。
「普通にまずい」「普通にぶさいく」とはいわない。
キヤノンはキャノンではないことは電機メーカーで働いていれば常識だが、
キユーピーとシヤチハタもキューピーやシャチハタではないとは知らなかった。
調べてみたら、富士フイルム、三和シヤッター、味の素ゼネラルフーヅ、ブルドックソース、ブリヂストンなども間違えそう。
仕事で付き合いのある社会人は要注意ですね。
いろいろと面白い話題がありました。
「すっとこどっこい」「すっぴん」「はたん(破綻をハジョーと読み間違える)」
「お返事・ご返事」「ミーハー・みいはあ」「領収書・領収証」「練習・稽古」など。
「恋愛」の項目では、kuma0504さんがレビューされていた「新明解国語辞典」を読む話題にも触れられていました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう本は好き。辞書も好き。それにしても「諸説あります」の断り書きだけでけっこういい加減なことを公共の電波で流しているんだなということもわかった。