文学刑事サーズデイ・ネクスト 3 上 だれがゴドーを殺したの?

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789730471

作品紹介・あらすじ

わたしはサーズデイ・ネクスト。ついこのあいだまで、イングランドで暮らす一介の「文学刑事」だった。ジェイン・エアを誘拐した文学破壊凶悪犯ヘイディーズを倒し、ポーの『大鴉』の中で、卑劣な巨大企業ゴライアス社と対決したのはいいが、ひきかえに愛する人をうばわれてしまった。しかも記憶を操る怪女エイオーニスから、兄の仇と命を狙われる始末。そんなわたしに『大いなる遺産』の豪快なブックジャンパー、ミス・ハビシャムが助け舟を出してくれた。普通は現実世界の人間が入れない「ブックワールド」に匿ってくれるという。『ロビンソンクルーソー』の島で過ごすか『高慢と偏見』の中で優雅なドレスをまとうか迷ったが、怪しげな未完の小説のなかでしばらくのんびり身を隠すことにした。しかし運命はわたしに休息をゆるしてくれないらしい。小説世界でも刑事をやるんだよと、ミス・ハビシャムのしごきが始まった…。ヒースクリフから植物怪獣トリフィッドまで、文学オールスター勢揃いの「文学刑事シリーズ」第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻で。

  • ●シリーズ3作目にして最高傑作に認定! まあえらそう☆

    ●主人公のサーズデイが、身の危険から逃れるため、現実世界から“ブックワールド”の中へと完全に移行してしまったので、その分、魅力たっぷりな名作の登場人物が続々登場! 
    ジュリスフィクション保安員のミス・ハヴィシャムも相変わらず大活躍!! 
    見習い保安員サーズデイをびしばし訓練し、グラマサイト=文法(グラマー)を常食する寄生体をやっつけたり、『嵐が丘』の登場人物の感情カウンセリング任務に動員されたり、ミスペリング=綴りまひがいウィルスから身を守るべくアメリカ版英語辞典&オックスフォード英語辞典強化マスクで防御しつつ、ミノタロウス退治に一緒に出動してくれますよ!!
    一作目で登場済みのロチェスター氏やネモ艦長と言ったような有名人もちょろりと顔見せしてるし、どんどん性格付けされて行くジェネリックの成長過程も面白いしで、つまりは読みどころ盛り沢山てことですね!! 
    イェイ、カモーン!!ヽ(゜∇゜)ノ

    ●・・・のわりに、読むのにめったやたらと時間がかかったのは何故だろう・・・。
    上巻の後半からは、わりとさっさと読み進めたんだけどなあ・・・。
    とりあえず、4巻が出たら読もうと思います。

  • デンヴァース夫人は全世界でおそれられています。

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