ユリイカ 2013年7月号 特集=女子とエロ・小説篇

  • 青土社 (2013年6月27日発売)
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791702572

感想・レビュー・書評

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  • 女子とエロ特集ということで購入。私もR-18文学賞が性に限定されなくなったことについて残念に思ったなーとか思いながら読んだ。短編競作は「「可愛いヨ、世里子」」が1番。夏らしいきらきらした小物ときらきらした言葉がとても好きだと思った。

  • 栗原裕一郎「村田沙耶香と村田沙耶香以後」★★★

  • 雑誌

  • 面白かった。
    正面から「性愛」にまつわる色々に取り組んでいるかんじ。
    男性含め、いろんなひとに読ませて議論を交わしてみたい。

    男の書くエロと女の書くエロが裏と表的に対称でない、というのが興味深いし、そうだよなぁと思う。
    確かに、いわゆる官能小説的な感じは女の小説ではあまり無い。
    心理面とか感情とか、エロはそういう物に焦点を当てる題材でしかないというか。私が女性作家が好きなのもそういうところにあるんじゃないかと思ったりした。


    川上弘美と高橋源一郎の対談、女子とエロ・小説篇必読本ガイド20など。

  • うわっ!(ワザとらしいかな、、、)

    目次
    「女子とエロ・小説篇   

    【性=生の深淵へ】
    哀しさと健康と なめらかで熱くて甘苦しいものをめぐって / 川上弘美+高橋源一郎

    【男もすなるエロといふものを…】
    女子官能教育、その教科書としての小説 読まれる性から読む性へ / 伊藤氏貴
    〈性〉がつむぐ〈生〉のてざわり R‐18文学賞をめぐって / 倉本さおり
    繊細な物語の時代 / 雨宮まみ

    【R-18文学賞から始まる】
    ダウナーなルーザーのための小説 / 窪美澄+山内マリコ

    【短篇競作】
    しょう子さんが忘れていること / 藤野可織
    むきだされた天使 / 江本純子
    「可愛いヨ、世里子」  / 木爾チレン
    雷鳥 / 大崎清夏

    【オルタナティブな性を求めて】
    光に満ちた毒をたずさえて しろいろの街で生きのびるための方法 / 村田沙耶香 聞き手=雨宮まみ
    村田沙耶香と村田沙耶香以後 果たして「性」は更新されたか / 栗原裕一郎
    無機的な身体 村田沙耶香と/のエロティシズム / 江南亜美子

    【女子エロ古今東西】
    漂う青臭さか、貪る骨太さか / ブリングル
    フィフティ・シェイズ・オブ・ウィメンズ・エロチカ 海外女性エロチカのこれまでとこれから / 小澤英実
    他の女の連絡先全部消して! お母さんの連絡先もだよ! ポストゴシック小説と「慢」/ 千野帽子
    男は黙って三段ボックス マイ・フェイバリット・BL小説 / 金田淳子

    【資料】
    女子とエロ・小説篇必読本ガイド20 / 倉本さおり・千野帽子」
    http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702572

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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