現代思想 2020年12月号 特集=マックス・ウェーバー――没後一〇〇年――

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791714070

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  •  ウェーバーの「プロ倫」は読んだことなかった。古典的著作だろう、と思っていたら今でも解釈が難しいようだ。ウェーバーはフーコーと似ているところがあるそう。現代日本に直接関係しているのはネオリベラリズムになるだろうか。ウェーバーに読み取られてきた近代的主体モデル、というのが破綻しつつある。「自由」の意味が”自分の能力を発揮して競争へ参加すること” へ縮減されてしまっている。異なる「自由」を構想していくことが必要。

  • 【特集】マックス・ウェーバー - 没後一〇〇年

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著者プロフィール

1969年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。2003年、ボン大学哲学部で博士号(Ph.D)取得。早稲田大学政治経済学術院助教、岐阜大学教育学部准教等を経て、2010年4月より立命館大学法学部准教授。専門は政治学、政治思想史。主な著訳書に、Kampf und Kultur: Max Webers Theorie der Politik ausder Sicht seiner Kultursoziologie( Berlin: Duncker & Humblot, 2005)、『闘争と文化―マックス・ウェーバーの文化社会学と政治理論』(みすず書房、2006年)、『官僚制批判の論理と心理――デモクラシーの友と敵』(中公新書、2011年)、『はじめて学ぶ政治学』(共著、ミネルヴァ書房、2008年)、『大学と哲学』(共著、未來社、2009年)、クラウス・オッフェ『アメリカの省察――トクヴィル・ウェーバー・アドルノ』(法政大学出版局、2009年)、などがある。

「2011年 『比較のエートス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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