世界の音民族の音 増補新版

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791754472

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  • 人が暮らしている限り
    そこには音楽がある
    言い換えれば
    住まう、食べる、装う、
    そして
    それらと同等に
    音楽がある

    欧州大陸であれ、
    シルクロートが通るアジア大陸であれ、
    アフリカ大陸であれ、
    オーストラリア大陸、オセアニア
    人が暮らす全ての地域に
    音楽がある

    本文の中に西アフリカでの話として
    その地にやってきたフランス人の教師が
    「太鼓」を「音楽科」として位置づけようとして
    生徒及び地域の住民から総スカンを食う話が出てくる
    敢えてそれを位置づけようとするなら
    「国語科」か「社会科」とすべきだった、
    というエピソードが紹介されている

    非常に限られた地域の非常に限られた時代の
    西洋音楽こそ最上のものとして、
    取り入れてきてしまった
    (私も含めた)日本人たちには
    心して読んでおきたい一冊である

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