知覚はおわらない: アフォ-ダンスへの招待

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791758470

作品紹介・あらすじ

環境と身体の新たな出会い。世界がちがって見えてくる。環境に潜在する多様な行為の可能性「アフォーダンス」。これを単位にすることで心理学・物理学・生物学の溝が埋められ、知覚は無限の行為となる。J.J.ギブソンの生態光学を拡張し、科学からスポーツ、芸術まで、あらゆる経験を変容させる未来の理論を明解に導入する。

感想・レビュー・書評

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  • 知覚はやめることができない。絶えざる知覚を「傷」の蓄積と捉える考え方もあるようだけれど、それには与したくない。
    アフォーダンスはいかなる欠落をも、新たな世界への開かれと捉える。身体に限界があるではない。無限の意味に満ちた世界が、身体を媒介として刻々と色を変える。身体という制約があるからこそ、自由という概念が生まれるのだ。この楽天!

  • アフォーダンスの心理学、アフォーダンスへの招待。

  • アフォーダンスという言葉を先輩の論稿か何かで目にして、それ以来知った風になっているこの言葉、「生態心理学」として目にしたのは初めて。
    アフォーダンス(ギブソンによる造語)をもって、環境と出会った心理学・・・。
    うーむ、佐々木正人先生、文章が美しい。

  • 原点回帰な感じで。「生態幾何学」からいいヒント得た!かも。

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著者プロフィール

1952 年生まれ。東京大学大学院情報学環・教育学研究科教授を経て、現在、多摩美術大学美術学部教授。アフォーダンス研究の第一人者として、脳科学、哲学、建築、絵画、スポーツなど各界からの注目を集める。著書に『あらゆるところに同時にいる』(学芸みらい社)、『新版 アフォーダンス』(岩波書店)、『レイアウトの法則』(春秋社)、『時速250km のシャトルが見える』(光文社)など多数。訳書にJ・ギブソン『生態学的知覚システム』(東京大学出版会)などがある。

「2024年 『最新講義 アフォーダンス 地球の心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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