カレル・チャペック短編集

  • 青土社
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本棚登録 : 196
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791763764

感想・レビュー・書評

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  • なんかいまいちなんだよな…翻訳が好きじゃないのかもしれない

  • カレル・チャペック作品、初体験!
    チェコ文学って…あんまりピンと来る作家いないよね…有名どころって、カフカくらいじゃないです??←

    チェコ文学を語れる素養はございませんので(悲)、早速本編感想を手短に。

    頭の二、三編を読んだ時点で、邦訳が若干とっ散らかってる感がハンパなかったので(失礼)、これは途中で放棄するパターン来るかしらと思っていたら、気付けば訳者後書きまで来ていた不思議。

    「五切れのパン」、「プロメテウスの刑罰」で最後にヌケヌケと語られる人間の自分本位な身勝手さなんて、意地が悪いのに何故か読み応えは爽快(笑)だし、
    「二度のキスのあいだに」、「眩暈」で描かれる人間の情愛の不可解さは、恋愛ってむずかしーねーと常日頃から頭抱えてる女にはグサグサ刺さるんでありました(笑)。

    人間の業。
    歴史が語る皮肉。

    ヒトの可笑しみと哀しみを優しい眼差しで見つめる、カレル・チャペックの短編集です。

  • チェコの作家カレル・チャペックの短編集。
    一編一編はとても短い話ですが、その中に人間も持つ滑稽さや可笑しさが凝縮され、にやりとしてしまう作品ばかり。短いページ数でここまで面白さを詰め込める”短編の醍醐味”を垣間見ることができた。

  • とても素敵だった!

    読みずらいのもあったけど、
    「二度のキスのあいだに」とか「眩暈」とか、
    「チンタマニと小鳥の絨毯」とか、
    シュールでしぶくて、好きです!

  • ちょっと不思議なしゃれ話を集めた、短編集。かと思いきや、ドキというかグサとくるような作品がまざってます。「二度のキスのあいだに」がとても好きです。

  •  わたしには、キリスト教色が強すぎて、

     少々なじめないものでした。

著者プロフィール

一八九〇年、東ボヘミア(現在のチェコ)の小さな町マレー・スヴァトニョヴィツェで生まれる。十五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハのカレル大学で哲学を学ぶ。一九二一年、「人民新聞」に入社。チェコ「第一共和国」時代の文壇・言論界で活躍した。著書に『ロボット』『山椒魚戦争』『ダーシェンカ』など多数。三八年、プラハで死去。兄ヨゼフは特異な画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった。

「2020年 『ロボット RUR』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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