怪しい科学の見抜きかた―嘘か本当か気になって仕方ない8つの仮説

  • 草思社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794216625

作品紹介・あらすじ

俗説がまかり通り、定説がくつがえる昨今。いったい何を信じればいいのか?科学的思考により仮説の信頼度を調べる方法を、8つの実例で示す。誤った統計手法の適用、専門家たちの思い込み、そして政治とお金が、研究結果をどのようにゆがませているか?意外な結論にビックリすること必至、スリリングな科学啓蒙書。

感想・レビュー・書評

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    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/683564

  • ふむ

  • 「目からウロコの空想科学教室」の作者の本。
    取り扱われている8つの仮説はどれも興味をそそられるが、展開される内容が意外に難しい。著者の視点で、各仮説を「インチキ指数」(0~4までレベルがあり低いほどインチキ度は低い)を使っているので、著者のスタンスはわかるのが救い。
    1991年の調査では、米国人が進化論を信じず聖書の「天地創造」を信じる割合が半数近い(47%)のにはやはり驚かされる。
    自然災害が甚大な被害を招くという意味では、人類にとっては歓迎すべからず現象だが、地球規模でみた場合、例えば地球が氷で覆われていた時期(スノーボールアース)は少なくとも2度あり(25億年前と6億年前)、その状態を救ったのが火山活動だったことを考えれば火山は人類にとって必要悪な存在だというのがわかる。(温泉の恩恵もある)
    確率的には、我々のような生命体がこの宇宙に存在していてもおかしくはないが、ではなぜ彼らは、地球人にコンタクトしてこないのか、その理由として「彼らが地球のテレビ番組を受信した結果、コンタクトする価値がないと判断した」「戦争ばかりしている地球人に自分たちの場所を教えるのは賢明ではないと判断した」など笑えるが真剣に考えるべきかも。
    若かりし著者が悩んでいたウィルスによってできるイボがプラシーボ効果で完治した経験は、科学的な根拠はないものの実際に起こった。(通販番組では今も「イボが取れる化粧品」として販売されている)
    プラシーボの反対がノシーボ(病は気から)。
    最後に、8つの仮説のインチキ度判定を列挙しておきます。
    インチキ度0:「同性愛は生得的」「偽薬で治療(または悪化)することができる」
    インチ度1:「人は賢く(または愚かに)なっている」「地球温暖化を極端に心配することはない」
    インチキ度2:「複雑な生命体は宇宙ではまれである」「高コレステロールは心配に値しない」
    インチキ度3:「インテリジェントデザイン説は進化論の妥当な代案である」
    インチキ度4:「念力で外部の物体に影響を与えることができる」
    本書から言えるのは、我々も何か新しい考えが世の中に提示されたとき、「その根拠」「データの信ぴょう性」「検証可能か」という科学的視点から吟味すべきだということです。

  • 内容は難しめ

  • 2015/10/02

    地球温暖化、地球希少説、プラシーボの章が面白かった

    コンピューターセラピスト
    www.peccadilloes.com/eliza/

    1966年 MIT 人工知能研究者 ジョゼフ・ワイゼンバウム

    ゲイや念力、コレステロールの章はとばし気味で読んだ

  • タイムマジックつかったり時に精読したり。

    やっぱ精読したヶ所をすぐ思い返せるわけではない。
    まあいい。いや、よくない。

    勝手に著者がトンデモ度って尺度を設定。
    事実じゃないって疑いを挟み込む余地があるかないか。
    項目
    ゲイは遺伝する?
    宇宙人はいる?

    思い込ませ薬だらけ?←この言葉も忘れた(・_・、)

    断片的な記憶
    マウスがどーの
    インテリジェント
    進化
    アメリカ人は進化論をあまり信じていない。

  • [ 内容 ]
    俗説がまかり通り、定説がくつがえる昨今。
    いったい何を信じればいいのか?
    科学的思考により仮説の信頼度を調べる方法を、8つの実例で示す。
    誤った統計手法の適用、専門家たちの思い込み、そして政治とお金が、研究結果をどのようにゆがませているか?
    意外な結論にビックリすること必至、スリリングな科学啓蒙書。

    [ 目次 ]
    第1章 プロローグ―不確かで重大な問題にどうのぞむべきか
    第2章 ゲイは遺伝か?
    第3章 インテリジェント・デザイン説は科学か?
    第4章 人間は昔よりバカになっている?
    第5章 念力でモノを動かせるか?
    第6章 地球温暖化は本当に心配すべきなのか?
    第7章 宇宙には複雑な生物はまれか?
    第8章 ニセ薬で病気は治せる?
    第9章 コレステロールは気にする必要ない?
    第10章 エピローグ―医学の常識が頻繁に逆転するのはなぜか

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • いろいろ怪しい科学はあるが
    けっこう本物っぽいものもある。
    ちょっと新しいみかたができる。

  • タイトルの取っ付きやすさほどには、中身は柔らかくないです。この本を読みこなせるリテラシーがある人は、最初っからこの8つの仮説の怪しさ度合いは分かる気がする。

  • ゲイは遺伝か?/インテリジェント・デザイン説は科学か?/人間は昔よりバカになっている?/念力でモノを動かせるか?/地球温暖化は本当に心配すべき?/宇宙には複雑な生物はまれか?/ニセ薬で病気は治せる?/コレステロールは気にする必要ない?
    ……というお題を、科学的な研究や統計を用いて説明していてとても面白そうだったんですが、その説明が真面目に科学的すぎて理解できません。なのでほとんどとばし読み。悲しい。

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