文庫 カルチャロミクス: 文化をビッグデータで計測する (草思社文庫 エ 2-1)

  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794224194

作品紹介・あらすじ

Googleがスキャンした過去数世紀分の膨大な書籍データから、年ごとに使われている
単語・フレーズの使用頻度をグラフに示す「グーグル・Nグラム・ビューワー」が誕生した。
この技術の登場で、文献をビッグデータとして活用するまったく新しい人文科学が誕生した。
実現に導いたふたりの科学者は本をビッグデータとして扱い、研究に活用する新しい学問を
「カルチャロミクス」と名づけ、その誕生の経緯と意義を熱く語る。
人文科学が「定量化」時代に突入する“文系”フロンティアの幕開けだ!

解説 経済物理学における周辺研究   高安美佐子(東京工業大学)

感想・レビュー・書評

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  • 100冊ビブリオバトル@オンライン第18ゲームで紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。
    2020.08.22〜23

  • 手法の正当化、意義の説明が盛り過ぎているような気がしたけれど、それを除いても面白そうなことを始めた話だなと思った。図書館の所蔵する本を電子化して、その中での単語の出現頻度順を図示できるアプリケーションを開発した話で、少なくとも人間の文化の一端を定量的に切り取って観測できる、しかもそれが一般に公開されているというのは、有意義だなと思った。ただ、こういうところにも言語の問題はあって、日本語はコーパスに入っていなかった。そういう取組みこそ日本がやるべきだなと思う。
    220101

  • 面白い

    どうもなんとも怪しいところがまだまだある方法と思うが、得られるところも多そうだ

    AIの導入が待たれる

    ただ、まとめのところにいくほどつまらなくなるという、、、

  • 東2法経図・6F開架:KW/2019//K

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著者プロフィール

エレツ・エイデン(Erez Aiden)
2010年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号取得。数年間、ハーバード大のソサエティ・オブ・フェローズ、Google社の客員研究者をつとめた後、ベイラー医科大学とライス大学の助教に就任し、そこでゲノム・アーキテクチャー・センターを率いた。2009年にはMITテクノロジー・レビュー誌が選ぶTR35(最もイノベーティブな35歳以下の35人)のひとりに選ばれた。2012年には、合衆国政府が若手研究者に与える最高の栄誉であるPECASE賞を、ホワイトハウスより受けた。この賞は、共同研究者と共にゲノムの三次元構造を調べる技術を開発したことに対して与えられたもの。ヒューストン在住。

「2019年 『文庫 カルチャロミクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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