- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794807502
作品紹介・あらすじ
建て逃げ・泣き寝入りの悪習と法の壁に挑んだ7年間の抵抗の記録。
市民運動の真髄がここに!
発火点は、東京駅から中央線で西へ30キロ、赤い三角屋根と一橋大学のキャンパスを核とした7万3000人の都市「国立【くにたち】」から。その背骨に当る大学通りの東京海上跡地(5300坪)に、無謀としか言いようのない44メートル14階の建造物を建てるという明和地所の進出をめぐって、これに反対し、結束して闘った7年に及ぶ市民の闘いの記録が本書である。
街を美しく、環境に配慮した建築物でなければ存在を許してはならない。建て逃げ、泣き寝入りの悪習を打破しなければ、この国の未来はないと考える。
辻井喬氏推薦!
感想・レビュー・書評
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高校時代は通学に 大学時代は喫茶店に 国立を利用していました。のでちょっと気になって読んでみました。最初は石原女史に共感しながら明和地所ってひでぇなって思いながら読んでいたのですが、ネットで状況を見ると住民と市長も少し後だしじゃんけんみたいな雰囲気で、途中から読む気が段々萎えてきてしまいました。一応読破です。
別の視点で書かれた本があればまた読みたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3冊
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一時期話題になった国立の大学通りマンション騒動。その住民側の代表的な存在である著者がこの一連の騒動についてまとめたもの。
最初のほうでは自分自身の今までの人生を語り、どのような考え方をしているか紹介した上で実際の案件について書かれているので、比較的フラットな感覚で読むことができる。
実際にどっちが正しいのか、判断がつけがたい問題だが、都市工学やまちづくりに携わる人間としては読んでおいて損はない。