- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794808264
感想・レビュー・書評
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みんな違うから、
それぞれの人生に彩りやスパイスが生まれる。
感情と叡知がなければ、ぼんやりとした人生になる。
感受性豊かに、学ぶことを続けていくことで、より良い人生になっていくのだということを学んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんどん引き込まれて行った。3部作すべて読みたい!
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豊かで清潔な整えられた生活は人類が目指すところだろうが、それを突き詰め実現した先にあるものは何かについて考えさせられる。読むのは2度目だが、やっぱり終わり方がすっきりしない
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2019/06/27
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あらゆる危険を排除するために選択された同一化。記憶を引き継ぐ者として徐々に過去の記憶や感情、色彩を得たがゆえに生まれた孤独感や、当たり前としていた社会や家族へ懐疑を抱いていく過程は不気味でもあった。四部作ということで続きも読んでみようと思う。
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ディストピアSF系の世界観になるのか、発想や表現が素晴らしい
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YA向けブックガイドから、だったかな。『1984年』系のディストピア小説。平和な風景に見えるけど、どことなく不穏な雰囲気が漂う情景から書き起こされる。次第に、実は感情が欠落した色の無い世界の物語で、没個性的な管理社会の実態が姿を現してくる。感情を伴う記憶を手に入れた主人公は、解放の名の下に平然と殺戮が行われる異常性を認識するに至り、その師と共に、世界からの離脱を図ることとなる。逃亡が抵抗に繋がることも示唆されているから、彼らの選択に保身の様相はうかがえないし、最後に到達する色彩のある世界に安心させられる。
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SF