死者の歌

著者 : エリヴィーゼル 村上光彦

• 晶文社 (1986年11月15日発売)

作品紹介・あらすじ

「アウシュヴィッツでは、人間が死んだばかりではなく、人間の観念も死んだ。世界はそこで自分の心を燃やしてしまったのである」少年時代、ナチスの強制収容所で両親を失い、自らも死に直面したヴィーゼルが、600万人のユダヤ人犠牲者の重い沈黙のなかからつづる、人間の悲惨と屈辱の。ホロコーストがもたらしたの意味を問い、われわれの時代へ鋭い警鐘をならす、貴重な証言。短篇小説・エッセー集。