芭蕉はどんな旅をしたのか―「奥の細道」の経済・関所・景観

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794964571

作品紹介・あらすじ

芭蕉が行ったときには修復中だった日光、東照宮の実際。奥羽一の都市、仙台が実は財政難に苦しみ困窮している様。意外にも裕福な潟の国、新潟。柏崎から親不知のあたりまでの海岸線の難所の具合。格調高い芭蕉の文章からは見えてこない辺境の地のほんとうの姿、『奥の細道』の書かれなかった現実を、スリリングに読み解いていく芭蕉研究のあらたな決定本。

感想・レビュー・書評

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  •  江戸時代の旅は水杯をして永久の別れを告げてから出かけたという事情がよくわかる。

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著者プロフィール

1946年、新潟県中蒲原郡横越村(現・新潟市)に生まれる。國學院大學文学部卒業。
著書に、『〝きよのさん〟と歩く大江戸道中記』(ちくま文庫、2012)、『伊勢詣と江戸の旅』(文春新書、2004)、『芭蕉「おくのほそ道」の旅』(角川書店、2004)、『江戸庶民の旅』(平凡社新書、2002)、『関所抜け 江戸の女たちの冒険』(晶文社、2001)、『芭蕉はどんな旅をしたのか』(晶文社、2000)、『江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く』(晶文社、1998;角川ソフィア文庫,2008)、『お葉というモデルがいた』(晶文社、1996)、『女流誕生』(法政大学出版局、1994)、『瞽女んぼが死んだ』(角川書店、1990)、『旅の石工』(法政大学出版局、1988)、『石の旅』(クロスロード選書、1988)がある。

「2013年 『「曽良旅日記」を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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