宮沢賢治の菜食思想

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967923

作品紹介・あらすじ

私は春から生物のからだを食ふのをやめました——<br>詩人であり童話作家である宮沢賢治は、生き物の悲しみへの直感からベジタリアンとなった。自耕の砂畑でハクサイ、アスパラガス、トマト、カリフラワー、キャベツ、トウモロコシなどを栽培し、豊かな菜食生活を送る。<br>やがて〈羅須地人協会〉という私塾を創設すると、そこには花巻の青年たちが胸踊らせ集まっては楽器を奏でた。農業の勉強もした。<br>文学者が構想した農と芸術の共同体=イーハトーブ。いまなお新鮮な賢治の根源的思想と生き方をひもとく。<br>羅須地人協会で教材として使用した、教材絵図を全カラー収録(宮沢賢治直筆資料)!<br>

感想・レビュー・書評

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  • 「ビヂテテリアン大祭」など賢治の徹底した思想に通底する菜食主義を深い洞察力でベジタリアンの著者が現す。
    お説ごもっとも・・・わかるんですが、私は正直お肉が好き。転向することができないのは判りきっているけれど、かなり惹かれました。

  • 菜食のひとには宮沢賢治ファンが多いんだな。読み込む、ってこうやるんだな。

  • 鶴田静の「ベジタリアン宮沢賢治」に続く賢治本

    『宮沢賢治の菜食思想』 鶴田静さん(エッセイスト):Chunichi Bookweb(TOKYO Web)
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/jicho/list/CK2013080602000236.html

    晶文社のPR
    「いまこそ賢治に学ぼう。
    宮沢賢治が実践した東北での「農」と菜食

    私は春から生物のからだを食ふのをやめました
    詩人であり童話作家である宮沢賢治は、生き物の悲しみへの直感からベジタリアンとなった。自耕の砂畑でハクサイ、アスパラガス、トマト、カリフラワー、キャベツ、トウモロコシなどを栽培し、豊かな菜食生活を送る。
    やがて〈羅須地人協会〉という私塾を創設すると、そこには花巻の青年たちが胸踊らせ集まっては楽器を奏でた。農業の勉強もした。
    文学者が構想した農と芸術の共同体=イーハトーブ。いまなお新鮮な賢治の根源的思想と生き方をひもとく。
    羅須地人協会で教材として使用した、教材絵図を全カラー収録(宮沢賢治直筆資料)! 」

    鶴田静Blog
    http://www.t-shizuka.com/blog/index.html

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著者プロフィール

エッセイスト・翻訳家.日本文藝家協会会員,日本ペンクラブ会員.

東京都生まれ. 明治大学文学部卒.1975年から77年までウィリアム・モリス研究のためのイギリス滞在. ベジタリアンになり, その思想と料理を研究する. 帰国後1979年, 最初のエッセイを出版して以来, 自然生活, 環境, 食文化, 庭園と草花についての執筆, 英語翻訳をする. 各所で講演・講座をし, テレビ・ラジオ・新聞・雑誌に登場している. 現在, 夫の写真家エドワード・レビンソンと犬1匹と房総半島の農村に在住.



著書:『ロンドンの美しい町』『いま、自然を生きる』『茶箱のなかの宝ものーわたしの昭和ものがたり』『丘のてっぺんの庭 花暦』『庭の恵みを楽しむ料理』『べジタリアン宮沢賢治』ほか多数.

「2016年 『サクラと小さな丘の生きものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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