- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794972965
作品紹介・あらすじ
〈犬山紙子さん、ハライチ・岩井勇気さん推薦!〉
「腕毛が生えているのは女としてない」という言葉にとっさに怒ったチョーさんが好きだ。
コンプレックスがあっても、嫉妬心があっても、
夜明け4時急に自分の形がわからなくなっても、私たちは意思を表明して良いんだと思えた。――犬山紙子
すっぴんすぎるだろ。――ハライチ・岩井勇気
■内容
〈みんなと同じになれないけど、それの何がいけないの?〉
国籍や性別、常識・非常識という区分けのほとんどは、誰かが勝手に作ったフィクションで、思っているよりずっと流動的なもの。「女らしさ」を強いられることや、何かにつけて「耐え忍ぶ」ことが美徳みたいに語られるのもナンセンス。だから私たちはもっと怒ったり、叫んだりしたっていいのだ。
注目のペイントアーティストが綴る、毎日間違えて、へこんで、社会の不条理さにくじけそうになっても、怒って、戦って、考えて、自分の足で歩いていく覚悟を込めた「成長」と「主張」のエッセイ集。〈書き下ろし漫画も6篇収録〉
■「はじめに」より
「時々自分が全くのエイリアンみたいに思える。変な発言をしてしまうこと、国籍がみんなと違うこと、「女らしく」できないこと。だから私はエイリアンを隠して、意識しないように生きてきた。そうしたらどうだ、いつの間にかすっかり自分がよくわからなくなってしまっていた。(…)だけど、こうも考えられないだろうか。私たちはみんなエイリアンで、みんな一人ひとり違って、違うということだけが私たちに共通していることだと」
感想・レビュー・書評
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アーティストのチョーヒカルさんのエッセイです。
『じゃない!』(フレーベル館)や『絶滅動物図誌』(雷鳥社)の美しい絵を描いたのはどんな人なのだろう、という好奇心で手に取りました。
読み始めてすぐに、「あ、好きだなぁ」と思いました。
自意識の動き方が自分に似てる、と感じたのです。
エッセイに綴られたチョーさんは、私よりも全然積極的だし、思ったことや感じたことを言葉にできるし、だから似ている部分なんて全然なさそうなのに。
だけどたびたび彼女の気持ちの動き方にひどく共感してしまうのです。
かっこよくて眩しい人だと思いながら、同時に親しみも感じながら読み進めました。
読了後、無性に爪を塗りたくなって、数年ぶりにマニキュアを買いました。
自分の好きな色で彩った爪で過ごす休日は、それだけでなんだかハッピー。
自分らしく生きな、とぐっと背中を押してもらいたいときにまた読もうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリエイター・作家?のチョーヒカルさんのエッセイ。自分のことが人とちょっと違う,エイリアンだと感じているチョーさんの本音の語り口が清々しい。
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期待していたけどありきたりな内容に感じてしまった
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女は可愛くないと駄目とか若くないと価値が無いとかそういう縛りを感じていたということに凄く共感した
非モテ女はクソみたいな行為を断れないってタイトル好き
帯でハライチの岩井さんがコメントしてるの嬉しかった