- Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794973214
作品紹介・あらすじ
【出口治明さん推薦!】「唯一無二のわたしだけの「からだ」とわたしだけの「物語」、この2つを探求する旅は果てしなく広く深い」
差別ってなんだろう? 自分の“好き”を見つけるには? 経済乱世をどう生きる? ――自分のモヤモヤを問いに変え、他者とともに考えはじめたとき、自由な未来への扉がひらく。第一線で活躍する専門家が集結、学問領域を越えて、自由に生きるための知性を語り尽くす。本書を読んだ一人ひとりに扉がひらかれることを願って――。
感想・レビュー・書評
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2020年のシンポジウムの内容とその後のオンライントークセッションの模様を収録した本。
本書で語られていた内容はインチキビジネス書(大好物)の流行語である「リベラルアーツ」とは毛色の違う正真正銘のアカデミックからの問いかけだったと思います。
どの項目も面白かったけど差別や結婚という元々の興味領域はもちろん楽しめたけど、フードシステムや人は何故あいまいさを嫌うか等の項目はなるほどなーと思うことばかりでした。 -
読了日 2024/03/31
図書館にあることに気づいたので借りてきた。
目次を読んで、最後の対談だけ興味がでたのでそこを読んだ。
第2部 トークセッション
PART3 学びを続ける
09 その相談、あの本なら、こう言うね。――本が答える人生相談 瀧本和成✕山本貴光✕吉川浩満
10 本を読む、ものを書く、編集する――本づくりの現場から 坂上陽子✕瀧本和成✕山本貴光✕吉川浩満 -
オンライン・シンポジウムを書き起こした本。悪くはないのだが、内容が薄めで新しい学びはなかった。
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自由に生きるための知性
これはいってしまえば=教養なのかなと思った
第一部が特に心に残った
教養を学ぶ意義
教養と社会の関係について整理できた
いま、教養が大事だと改めていわれている理由
→教養から専門知に傾いて
専門家と一般人のコミュニケーション
が上手くいかず、さらには
非対称な垂直な関係になり
専門家と一般人の間の信頼が崩れた
→終身雇用制度が崩壊しており
学び続ける力が必要になってきている
=エンプロイアビリティ
一方で、教養・リベラルアーツとは、
それがある人とない人を隔てる垣根であり
いま社会から求められている教養との間に
ジレンマがある
いま求められている教養とは
他者に対して「開かれ」ていること
新しい自己に出会うこと
その後の章では、差別、好きって何、読書のすすめ、など専門家からの細かな話になるが
「いまの自分の枠からはみたでたものを学ぶ、触れることで、新たな自分を発見する」こと
の重要性が通底しているなと思った
感想
上田先生が言ってたいわゆる量産型の奴隷のような学生だったな自分…
そして色々みているつもりだったけど、自分の好きの中でしか出会えてないかも…
めちゃくちゃ井の中の蛙だな自分…
てか文中の引用がハードすぎて付いていけない…
と落ち込みそうになりました
しかし相手は大学教授たちなので仕方ない
というか、
教養の持つ分断の意味合いにジレンマ感じつつ
インテリたちの共通言語を使いすぎてやしないかい?とツッコミを入れながら読みました
単細胞の私には少々難しい本でしたが
1ヶ月くらいかけてゆっくり理解しました
おすすめの本がたくさん出てきて
読書リストがどんどん伸びる
時間を空けてもう一度読みたい作品
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印象的な章
なぜ人はあいまいさを嫌うのか
人間関係のデモクラシー
本が答える人生相談では読んでみたい本が何冊か発掘できてありがたかった。
分厚い本だったけど小難しくなくすぐ読めてしまった。
章の最後に もっと考えてみよう。の問いがあったのがさらに良かった。
いろんな気づきや考えるきっかけになり楽しかった。 -
2022I158 002.04/Ku
配架場所:A1東工大の先生のコーナー -
感想
自由を獲得するための努力。自由とは上から与えられるものではなく、自ら勝ち取るもの。現代社会では知性を磨くことが自由を勝ち取るための戦い。