せどり男爵数奇譚

著者 :
  • 夏目書房
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本棚登録 : 19
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795257849

感想・レビュー・書評

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  • 配役の件で原作ファンから猛反発をくったTV版ビブリア古書堂の事件帖、自分は純粋にドラマとして楽しめた。
    ドラマのモティーフになっていて興味を持ち読んでみた。
    古書に魅入られた人々の物語。古書を他人の手垢が付いた汚いゴミと思うか、今では手に入らない貴重なお宝と思うかで違ってくると思うが、人間の執着心とはこれほど薄気味悪く、なんと滑稽なものなのだろうか。
    ちなみに本作は以前ラジオドラマ化されている。清水紘治演ずるせどり男爵が絶品。ネットで探せば今でも視聴出来る。

  • 古き良き時代の古本屋さん
    「古書」には、それを手にした人の人生がしみ込んでるな~と思う

    とはいえ
    私の場合
    買った古書の過去の持ち主に対して
    思いを馳せることは
    ない

  • ビブリアより。古本フェチ紳士による古本がらみの昭和臭漂う事件簿。フェチ的なエロネタもポツポツ。最終話はちょっとエログロすぎだと感じた。

  • ビブリア古書堂で出てきた本で、おもしろそうなので図書館で借りた。
    ときどき読むのが難しい漢字が出てくるが、全体的にはさらっと読める小説である。最後の方の話は、ビブリアの参考になったのでないかという、話があった。
    ただし、内容的に子供には勧められない。

  • 第三話にでてくる小宮さんと出身が一緒だった。

  • ビブリア古書堂からの流れで読みました。最初はものすごく面白かったけど、後半になるにつれてエグイ感じになってきて、ちょっときつかった。

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著者プロフィール

梶山 季之(かじやま・としゆき):1930-1975年。小説家、ジャーナリスト。現在のソウルに生まれる。広島高等師範学校(現・広島大学)卒業。53年上京、国語教師、喫茶店経営などを経ながら、「新思潮」の同人となり作品を発表。58年より「週刊明星」のトップ記事を担当。59年「週刊文春」の創刊に参画。71年月刊「噂」を創刊。作家としては62年「黒の試走車」を発表後、話題作を続々刊行する。75年取材先の香港で客死。産業スパイ小説、経済小説、時代小説、風俗小説など数多くの著作を発表した。ちくま文庫では『せどり男爵数奇譚』がロングセラーになっている。

「2024年 『犯罪日誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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