沢田マンション物語

著者 :
  • ゆびさし
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本棚登録 : 164
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795838529

作品紹介・あらすじ

全くの独学で、30年、今もマンションを造り続けている夫婦がいる。設計から施工まですべて二人で。ユニークなマンション設計と、経営は二人の温かな生き方によるもの。夢を託してマンションを築いた夫婦の波乱万丈人生。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は沢田マンションに宿泊した際に部屋にあったもので、滞在中に読了いたしました。

    水木しげるさんの『ほんまにオレはアホやろか』を読んだときと近い気持ち。
    だってあまりに人間業を超えていて浮世離れしているんだもの。

    幼少期の切れた指を根性でくっつける話に始まり、19歳年の離れた13歳の娘を妻にして、家が全焼しても詐欺にあってもなんのその。マンション設立に向けて昼夜関係なく働き詰めの日々………。

    所々ちょっと倫理的に不味いというか、あんただから出来ただけで運と時代が違ったら大問題……という箇所が多々あります。スピリチュアルな部分も。
    手放しに褒めることができないという点で-1ですが、気持ち的には星5ですよ。

    だってこんな経験他の誰にもできないもん。出来るならば当事者になりたかった。こんか人生を歩みたかった。素直に羨ましいよ!
    15年位前の沢田マンションも見てみたかったなぁ。

    今の時代には薄れてきてしまった勢いと熱意を感じる本。夢に全力で取り組む勇気と覚悟を貰える本。
    おすすめです。

    俺もなりたい自分の像というのがあるのですが、沢田マンション建設に比べたら大したことないなと思えてきました。絶対やってやるぞ!!

  • 「沢田マンションの冒険」が建築物メインの内容に対して、
    こちらは沢田夫妻の人物に焦点を当てた一冊。
    超絶な人生が堪能できるが、あまりに強烈で、ちと食傷気味になり☆3。

  • https://twitter.com/fu_hey/status/1222120970183307266?s=21

    ‪このツイートをきっかけに沢田マンションを知って、『沢田マンション物語』を買って読んだ。すごくパワフルな内容だった。『神になりたかった男 徳田虎雄』を読んだ時と同じような読後感。‬

  • 「沢田マンション超一級建築資料」を読んだ時にもエキセントリックだと書いたけど、そんなアウトプットが出てくる過程はもっとエキセントリックだった。。。

    返す返すも沢マン見学ツアーにいけなかったのが悔やまれる。

  • なんて言うか、個性的なマンション建てるのは面白いけど生き方としては怖い(´・_・`) 「昔だから」って考えるともしかしてそんなに特殊でもないのかもしれないけど、十三の女の子がハタチ近く年の離れた「夫」持つって、そこから過酷な生活送るって、どうなんだ。人の人生なんだから大きなお世話だろうけど。

  • 住みたいと思っています。

  • 「人として生まれた以上、どれだけのことができるか試してみたい」
    という思いでマンション建設に取り組んだ夫婦のお話。
    人間やればなんでもできるんだということ
    面白いことを求めてやること
    夫婦の絆などたくさんのことを学びました。

  • とりあえず、人間業とは思えません。
    夫婦ってやろうと思えば、二人でマンション建築までできちゃうもんなんだな。
    感服します。

  • ノンフィクション。高知に実在する妙なマンション。

  • 今やっていることがおわるまでは、他のことをしない。
    徹底された集中力
    ご夫婦のエネルギーの塊がこのマンションに投影されている。

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著者プロフィール

古庄弘枝(こしょう ひろえ)
大分県・国東半島生まれ。ノンフィクションライター。
著書に以下のものがある。
『ALSが治っている 純金製の氣の療法「御申じょう療法」』(鳥影社)
『5Gストップ!電磁波過敏症患者たちの訴え&彼らに学ぶ電磁放射線から身を守る方法』(鳥影社)
『5G(第5世代移動通信システム)から身を守る』(鳥影社)
『香害(化学物質汚染)から身を守る』(鳥影社)
『スマホ汚染(電磁放射線被曝)から赤ちゃん・子どもを守る』(鳥影社)
『スマホ汚染 新型複合汚染の真実!』(鳥影社)
『マイクロカプセル香害─柔軟剤・消臭剤による痛みと哀しみ』(ジャパンマシニスト社)
『携帯電話亡国論 携帯電話基地局の電磁波「健康」汚染』(藤原書店)
『あらかい健康キャンプ村 ─日本初、化学物質・電磁波過敏症避難施設の誕生』(新水社)
『見えない汚染「電磁波」から身を守る』(講談社+α新書)
『沢田マンション物語 ─2人で作った夢の城』(講談社+α文庫)
『モー革命 ─ 山地酪農で「無農薬牛乳」をつくる』(教育史料出版会)
『どくふれん(独身婦人連盟)─元祖「シングル」を生きた女たち』(ジュリアン)
『彼女はなぜ成功したのか』(はまの出版)
『就職できない時代の仕事の作り方』(はまの出版)
『「わたし」が選んだ50の仕事』(亜紀書房)
『女たちのロングライフ物語 老人ホームではなく大家族をつくる』(鳥影社)

「2022年 『GIGAスクール構想から子どもを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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