ハナビ

著者 :
  • 宝島社
2.89
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本棚登録 : 101
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796666930

作品紹介・あらすじ

若歌ちゃんのことは変わらずにずっと好きだった。それが恋愛感情かと訊かれると、そうでもないような気がしていた-友達以上、恋人未満。終われない恋のゆくえ-傑作恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • リアルな恋。恋と愛の違いに、納得。

  • 泣けなかった。

  • いい意味で携帯小説みたいだった。
    読みやすかったし、和歌ちゃんに共感できる部分もいっぱいあった。
    ハナビはすごく思わせぶり。
    心のどこかで期待したままで月日が流れて、次の恋にうまく進めない。
    そういう状態になったことがある人は共感できる部分があると思う。
    和歌ちゃんが正樹と付き合いだした(?)ときにハナビにそのことを言ってやりたいから、っていう部分があるけど、すごく共感した。
    「私は新しい恋にすすんでるし、もう引きずってないんだからね!」て強がりたい、惜しいことしたって思ってほしい。そんな感じ。完全にハナビのこと想っての思考回路。わかる。

    ハナビがタイミングが悪かった、って言うところがあるけど、ずるい男の決まり文句だな~って思った。最後にじつは新しい彼女がいるっていうのがすべてを物語っていたし、無意識の女ったらしなんだと思う。
    でも私はそんなハナビが悪いとは思わない。
    悪気がない無邪気な女ったらしのハナビは私が好きなタイプだ。
    和歌ちゃんに正樹が現れてよかった。
    引用にも載せているけど、「正樹はスポンジみたい」「私が水なら」ってところがすごく好き。スポンジみたいに自分のすべてを受け止めて吸収して愛してくれる人ってなかなか現れないと思う。そんな人に出会えて和歌ちゃんは幸せだし、そんな幸せに気付けてよかった。
    そういう意味ではハナビと過ごした日々も無駄ではないと思う。
    ハナビは水であってスポンジではない。でも自分も水だからとても似ていて、そして愛しい。でも愛し合う関係にはなれない。そして正樹とならなれる。そう気付けたのはハナビとの日々があってこそだし。
    実っても実らなくても恋は人を成長させるんだな~。

  • 装丁のお仕事をさせていただきました。

  • うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん・・・・。

  • 途中ちょっと疲れたが、最後ゆるーんと終わって、まあよかった。
    ハナビが俗物と化すのは残念だけど、まあしょうがない。

  • 現代恋愛小説でとても読みやすく一気に読んでしまう本でした。
    「すごく大好きで大切だけど恋愛対象として付き合うのは違う人」が描かれていてすごく共感しました。誰にでもそういう人がいるんだろうな。そういえばあの人元気かな?と懐かしく思わせてくれる1冊でした。

    【熊本県立大学】ペンネーム:やもり

  • おもいっきり恋愛!っていうお話ではありませんでした。

    軽く読みたい方にオススメです。

  • ふと見つけた本。
    いま読んで、すーごくシンクロする部分が多かったから、よかった。ほんとによかった。かなり好き。

    日菜子ちゃんみたいになりたい。
    背中に羽がついてたらいいのに。

    思わせぶりなハナビに一喜一憂する若歌子の気持ちが、すーごくよくわかった。そしてなにげなくぐっちょんのこと好きな事も。正樹に対する想いとかも。

    男子も女子も全てにおいてとってもリアルなとこがよかった。
    名が知られてるような人が書く、売れてるメジャーな本にはない良さっていうか。
    ちょっとだらけた日常がかいま見えたりとか。恋愛とかも、情けない面とか、ぐだっとしてしまう面とか、ちょっとしたずるさとか、すれちがいとか、、こまかい微妙とこが描いてあって、何度も心の中でうなづいてしまった。

    よくも悪くも、ひとって変わるんやなぁ。。って思った。
    過去にばかりしがみついててもアカンのかな。
    私はいい風に変われてるんやろか?自分にきちんと問いなおして、前を向けるようになりたい。

  • つきあうとか結婚とか男女の関係ではないけど精神的につながっている関係。
    静かで淡々とした感じの印象。

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著者プロフィール

作家

「2016年 『今日から仲居になります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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