時間は「人間の意識が作り上げた幻想」に過ぎない。
人間にとって、時間とは、体感時間でしかない。
時間感覚を書き換えれば、時間を拡張させれる。
ある能力を備えながら、その存在を認識しないがゆえに、の上欲を発揮できない状態にあることを「スコトーマが生じている」
「心理的盲点」→目の前にみえているはずのものでも、脳が「この情報は自分にとって重要ではない」とかってに判断し、意識から突き落としてしまう。
「自分の脳のタスク処理が遅すぎる」という事実を認識し、さらに、「自分の脳のタスク処理の速度は、もっとスピードアップできる」と脳のポテンシャル(可能性)について認識せよ。
クロックサイクル・・・一つのタスクに対して、どれだけ早く処理できるかを計るものさし。人間の脳のクロックサイクルは約1MHz.
並列度・・・同時に処理できるタスク。高ければ、同時に処理できるタスクの数が増えシステム全体のタスク処理のスピードが上がる。アクションの数を増やして、タスク処理の数も増やす。
グレインサイズ(抽象度)・・・「グレインサイズを大きくする」とは「一回のアクションで処理できる情報量が増えること」=抽象度を上げる。アクションの数はそのままで、タスク処理の数を増やす。
抽象度とは、情報空間における視点の高さ。高い視点から俯瞰すれば、より多くの情報にアクセスできる。
クロックサイクル⇒ポイントは「慣れ」、日常の動作を1秒でも速くして、体感速度を上げる。
①毎日習慣的に行っているすべての行動を書き出し、それぞれ、どれだけの時間をかけているか書く。
最初は、2,3ピックアップしてもいい。
②いつもの二倍速でできるように試みる(半分の時間で)
③三倍速
④4,5と6倍速まで上げる。
人の時間間隔は、6の倍数と親和性がある(時計と同じ)
すべて完了したら、1日144時間、1習慣は1008時間になる。
・メニュー即決トレーニング
1秒以上かけず即決。買い物でも。食材でも。
時間を稠密化する。稠密⇒ある特定の範囲・区間に、あるものが密集している状態」のこと。
「時間の10分を1時間と考えて行動する」
もう1時間たってしまったと。1時間で作っていたものを10分で提出。
・並列度を上げる
ポイントは「無意識化」
一般脳は、シリアル思考「AだからB、BだからC。。。」という直線的にロジック(論理)を展開していく思考法。一本の道を一歩ずつ進んでいくイメージなので、どうしても思考の速度に限界が生じる(シリアルボトルネック)
突破するには並列思考。
本の同時読みトレーニング。
2冊の本をパッと開いた瞬間に全体を認識するような
イメージで読み進める。無意識で読む。
まずは、写真集で。それぞれの写真の世界を体感する。
イメージを膨らませる。同時に広がっていくような感覚をキープ。なれたら3、4と増やす。慣れたら文字で。
ピアニストをイメージ。
「右手・・・人差し指⇒薬指⇒中指⇒小指⇒人指し指・・とタッピング」
「左手・・・空中でぐるぐる回す」
「思考・・・300から3ずつ数字を減らしながら数える」で並列度を上げる。
五感を利用した並列思考トレーニング
①5、10分、逆腹式呼吸を行い、リラックス状態を作る(息を吸うときに腹ウィへこませ、息を吐き出しながら腹を膨らませて体を緩める)
②視覚、聴覚、味覚、触覚、それぞれの感覚を強く意識して、感度を強める。
③今自分がいる世界を「目では○○が見えている」「●●な音が聞こえている」「○○な匂いがしている」「●●な味がしている」「肌は○○な感じがしている」と五感すべてを現在進行形で感じる。
④その感覚に対して、「この匂いは○○」「この音は○○」と自分なりに思考を重ね、情報を付加していく。
「すべての物事を立体的に認識する」
例えば、グラス。
空間的に広げる・・・誰がどこで作ったのか、作られた場所からどのように運ばれてきたのか?(トラック、飛行機)、自分のところに誰が運んでくれたか?
時間的に広げる・・・一時間前にはどうなっていたのか?
(ほかの人が使っていたのか、食器棚に入れっていたのか)
、一年前はどうなっていたのか?(インテリアショップに展示されていたのか?、倉庫の段ボールに入っていたのか?)、そのそもグラスという器はどういう歴史をもっているのか?、誰が発明したのか?などを想像。
人に対しても、父、母はどんな人か?また兄弟はいるのか?、小中高、とどんな子供だったのか?、昔どこで暮らし、今はどこで暮らしているのか?、一時間前はどこで、何をしていたのか?、昨日はどこで何をしていたのか?、昨日の晩御飯は何を食べたのか?など。
すべてのものに、時間的空間的な広がりを認識せよ。
ほとんどの人は、「自分の側からの解釈でしか相手が見えていない」=相手の因果関係が全く見えていない。
さきほどの人間に対して、イメージし、「今どういう気持ちで、何を考えているのか」立体的にとらえるべし。「出身はどこなのか」など、さまざまな因(時間的、空間的)が積み重なって生じた「果」の相手にもっと理解しよう。
ここまでやってると眠くなるが心配しなくていい。意識上でしょろできるタスクに限りがあり、超えてしまっているだけ。だから、限界レベルがひきあげられたら、またタスクの量を増やす。無意識化できれば引き伸ばされていく。
グレインサイズの小さな
タスクが組み合わされてグレインを構成する。
(店に入る=ドアに手、ドアを押し、足をだす)
「フレームの大きさ」=グレインサイズ(仕事だからこの用語にしている)の大きさ
フレーム=ゲシュタルト⇒一つ上の抽象空間
フレームC会社を経営する。(フレームB 飲食業経営・・・、アパレル経営。。。、不動産経営。。。)(フレームAレストラン経営居酒屋経営)
人間の脳は、すべての物事にフレームをはめることによって認識し、処理できるようになっている。なくなってしまうと、認識そのものが成り立たなくなってしまい、世界はカオス(混沌)状態になる。デメリットは、フレーム以外が見えなくなる、スコトーマ。
常にフレームを更新しなければならない。
「現状のフレームを解体することでスコトーマを外して、より高い次元のフレームを構築する」
まずは、自分のフレームを疑う。
フレームが強くなればなるほど、人はそのフレームに束縛され、行動を制限される。
だから「あなたのタスク処理のスピードは遅すぎる」
「もっと効率的なタスク処理のフレームは、必ず存在する」
幅広い知識・関心を持つ。
幅広い知識があれば、高次元のフレームを構築することができる。
人間の脳は無意識に情報選択をしている。この機能をつかさどっているのがRASという脳のフィルター機能。
①同じレベルのグレインサイズで、別のフレーム(現状のフレームと同じくらいのレベルの)を構築し、臨場感を高める(仕事の目的、や1日の仕事の流れ、彼らの考え方などをイメージ。大切なことは、どんどん強めて脳内で、「自分が本当に商品開発職(もしくはPR職、総務職)の仕事をしているか」のように感じる。リアルな感覚を持つことを「臨場感を強める」という。
②もともとのフレームと①で構築した別のフレームを統合させ、もっと大きなフレームを創る。(グレインサイズをあげる)
営業、商品開発、PR、総務職⇒会社経営のフレーム
コーヒーを運ぶ、料理を作る、オーダーをとる、お客さんを案内する⇒「飲食店経営」
人間の脳は、モチベーションが高まっていないと、創造的回避(creative avoidance)の方向に活性化する。目の前のタスクを回避するために、(サボる)、サマザマナアイデアを生み出す。(モチベが低く、サボりたい気持ちが強ければ強いほど。サボる理由・言い訳が増える)
have toは、創造的回避が起こりやすい、偽のゴール。過去のオーソリティ(権威)によって父母、先生、上司、テレビすべての意見が等しく重要だと認識してしまっている。
want to(~したい)ゴールを。無意識が勝手に情報を集めてくれる。無意識は様々な創造性を発揮する。過去の記憶や情動、価値観に縛られてはいけない。
スタック方式⇒タスクをどんどん積み上げ、一番最新から処理していく。
①want to ●●したら、何をしたいかが重要。それが強力なモチベーションを創る方法。医者になりたいなら、世界中の難病をなくしたい。総理大臣なら、「リーダーシップをとって、みんなが幸せに暮らせる国を創りたい」、一億円稼いだら?・・・
世界から戦争と差別をなくしたいなど。
②ゴールは遠ければ遠いほどいい。
現状の維持だけでは絶対に達成できないゴールに。現状の外側に。
③臨場感を強める。
体感を想起しながら未来をイメージする。具体的にイメージ。五感で。強まっていくにつれて、ゴールのほうが居心地のいい空間になる。逆に現状が居心地の悪い空間に。
⇒居心地のいい空間をコンフォートゾーン(肉体的、心理的にリラックスできる領域)
無意識は常にコンフォートゾーンを維持する。
その機能を「ホメオスタシス」と呼ぶ。恒常性維持機能⇒外界の変化に対して、生体を常に安定した状態に保とうとする機能。
ビジネスには、事実がいる=データ、あとは完全に意見が分かれれば、サイコロを振ったり、多数決に。決めるのは一瞬。
ホウレンソウもいらない。権限を完全に委譲すればいい。成功すればおめでとう、失敗すればクビ。
企画書もムダ。
企画のコンセプトや狙い、収支計画などの情報がしっかりしてればいい。必要最低限の文字で。IQの低い人たちは会社を辞めるべき、そんな人たちが居座り続けるなら未来はない。
定時退社も無意味。
「ある一定の時間、本気で仕事して、早く終わればいいし、終わらなければ残ってやる」就業時間だからと無駄な時間を過ごすなら、会社に行かない方がまし。
接待系の行為はすべて無駄。接待をしないと付き合ってくれない相手とは付き合うな、時間の無駄、貴重な時間を会社のお金で遊んでいるだけ。
会話も無駄だらけ。
ビジネスでは仲間を創る、同僚と仲良くなる、ことがゴールではない。したければ余暇にしろ。
ビジネスのゴールは明確。
「効率的にタスクをこなし、最大限の結果を上げること」全速力で突っ走れ。そのためには中途半端なコミュニケーションはムダ。
「時間は未来から過去に流れている」
過去は現在の解釈でいくらでも書き換えられる。「もし、あのとき・・」・と想像すること自体が無意味。過去とは「その人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈だ。過去が幸せか不幸か。決めるのは現在のあなたの解釈。
「過去や現在の評価は未来によって決まる」
時間が過去から未来に向かって流れているという時間間隔は創造主が世界を創ったと定義する西洋の伝統的な宗教観をよりどころにした時間観に過ぎない。
未来を決めるのは、過去の出来事でも、両親や学校の先生、コメンテーターでもない。神でもない。唯一の意思は自分の意志。
未来はわからないからこそ、何物にも縛られず、自由に働きかければいい。未来⇒抽象空間。脳が作るイメージが未来を創る。
「未来の自分」は、創造しうる最高の幸せを手にしているとイメージ。想像しうる最大の夢を叶えていると。「本当になりたい自分」になっているイメージこそ、未来の姿。その自分の臨場感を強めていきなさい。実際にその場に身を置いてるかのように。現在進行形で感じる。
現在の段階で「なりたい自分」「叶えたい夢」よくわからないなら、「今の自分が最高だ!!!!」と思って生きればいい!