- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796673358
感想・レビュー・書評
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読みづらい
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湘南の小さな海岸を舞台にした連作短編集。
浜辺の小屋と中にある小道具が各篇をつないでいるんだけど、文章に切れがなく、読んでいても集中できない。
生まれてから殆どの期間を関西で過ごしている自分にとってサーフィンというものはテレビや小説中にしか存在しないもので、全く親近感・臨場感を感じなかったせいもあるが、それ以上に文体が自分には合わないことが理由でしょう。 -
図書館にてタイトル&ジャケ借り(笑)短編集なんだけど、葛ケ浜とそこにある小屋と出てくる人々がリンクする物語。そういう形式好きなので全体通せば面白かった!中には「?」というストーリーもあったけど…女性の描写が現実にこんな人いるかな?って感じで惜しかった^^;
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湘南 葛が浜(逗子)を起点に、様々な人たちが交錯していく
短編集6話。
すべての話で登場人物たちも交錯している。
湘南らしい爽やかな話から、悲しい殺人事件の話まで。
ちょっと文章は読みづらかったかな・・・ -
湘南の小さな海岸、葛が浜を舞台にした連作短編集だ。
どの短編にも小さな謎がある。恋愛ものから憎めないチンピラの冒険譚、刑事の活躍する殺人事件ネタまで、話のトーンは各短編ごとにまるで違うのだけれど、葛が浜という場がうまく機能して、話の違和感はない。
小道具や人がリンクして全体の話がすとんと綺麗に着地する仕掛けがうまいな、と思った。小気味よく、読後感もすっきりしている。 -
サーフボードの上にワンコが乗っかってる写真と題名だけで、衝動借り(あっはは、買ったのではないのね。TSKの新刊コーナーに並んでたわけっすよ)んで、中身は。これはかなり不思議な短編集です。なんというか、首尾一貫性がないというか、各々違う作家さんが書いているようだというか。どこかで繋がっている短編集なのですが、プロットはサーフィンだったり遭難したヨットから生還する物語だったり、はたまた殺人事件だったり、と思えばやくざの抗争のお話だったり、かと思えばやはりサーファーに戻ってきてそのサーファー耳の話だったり。うーむ、ともかくとにかくとらえどころが無いのです。けれどもがぁ、面白い。なかなか読ませる物語たちです。まあ本屋大賞は無理かもしれんけど、KIOSK大賞くらいなら取れるかも。すまぬ。