「地球外生命」は存在するのか、ドレイクの方程式にしたがって、項目別に考察されていく。地球に似た環境の惑星がどれぐらいありそうか、という見積もりはさすがに本職らしく最近のデータも踏まえて説得力のある推定。
後半では知的生命体が存在するとして、我々がいまだに交信できないのはなぜか、という見積もりがなされるが、こちらはややルーズ。ガモフも言っているように、惑星間通信を行えるような高度な文明は、その寿命が短く、1000年ほどで滅んでしまうのかもしれない。人類が電波による通信法を確立してからまだ100年程度ではあるが、既に地球を滅ぼすことも可能なだけの兵器を有しているところをみると、このファクターが一番大きいのかも。。。
・木星はその巨大な重力で小惑星や隕石の衝突を防ぎ、月は地球の自転軸を安定させる
41億年前から38億年前までの間は地球に隕石が降り注ぐ時期で、その直後に生命が誕生しているということもパンスペルミア説(生命の起源は宇宙からやってきた)を支持する。