弁護士・谷原誠式　「戦略的交渉術」の極意　話下手でも即使える対人スキルと交渉準備術

著者 : 谷原誠

• 宝島社 (2010年9月10日発売)

感想・レビュー・書評

[tokyobayさんの感想 · 2015年2月20日]

入門書のレベルだが、ケーススタディーがわかりやすくて、よくまとまっている。「戦略的」はちょっと大げさか。勝ち負けを求めるな、完璧を求めるな、感情的になるな、逃げるな、というのは基本原則かな。

[taka0726さんの感想 · 2015年2月3日]

PowerPoint資料にしてミーティングに使用

[じょ～ろんさんの感想 · 2010年10月17日]

交渉の場とは実際には行動や情報、時間に制約が多いことがほとんどだし、相手のあることだから事前のシナリオ（おとしどころ)に行くのはほとんどまれであるけど、常に最善と最悪のシナリオや決裂時の代案は用意していた方が良いというのは同意。

著者のこの手の本はほぼ目を通しているけど、この本は特に目新しいところはなかった。どちらかというと基本的な交渉術のイロハで、深い知識や方法論を学びたい人は、プロ弁護士の思考法なり、著者の別の著作なりで得ないと心もとないと思う。

個人的には、実戦編があれば是非読みたい。

著者プロフィール

谷原 誠（たにはら・まこと）
弁護士。1968年、愛知県生まれ。明治大学法学部卒業。91年司法試験に合格。企業法務、事業再生、交通事故、不動産問題などの案件・事件を、鍛え上げた質問力・交渉力・議論力などを武器に解決に導いている。現在、みらい総合法律事務所代表パートナー。ニュース番組等の解説でも活躍する。
著書に『「いい質問」が人を動かす』『気持ちよく「はい」がもらえる会話力』(以上、文響社)、『弁護士が教える気弱なあなたの交渉術』『雑談の戦略』(以上、大和書房)など多数ある。

「2020年 『7タイプ別交渉術』 で使われていた紹介文から引用しています。」