日本は破産しない!~騙されるな!「国債暴落で国家破産!」はトンデモ話だ!
- 宝島社 (2010年10月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796678766
感想・レビュー・書評
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日本国は破産する、という本は過去一杯出ています。
私が疑問に思ったのは、「その割に国債発行に歯止めをかけようとする動きがない」ということです。
この本では、
「円高はデフレのため」
「表面金利が低く見えるがデフレを考えると日本の実質金利は高い」
「国債がほとんど国内で引き受けられているということは国にとっては負債だが国民にとっては資産」
「海外で引き受けられている分が投げ売りされればちょうどインフレ圧力となってデフレ脱却できるのではないか」
など独自の視点で分析が加えられます。
日本は破産へ、という論調は、
「過去ここまで国債を発行した国で無傷だった国は無い」ということが根拠になっていますが、日本はギリシャなどとは全く違う経済構造になっている、ときちんと論破します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常にわかりやすい。
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国の帳簿は複式簿記
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ズバッと言い切るところが読みやすい。僕の勉強不足のため内容は理解できず。
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国が借金払えない!と煽る原因、増税の目的は?日銀はなぜお金を刷らない?
日本経済の仕組みをちゃんと理解したうえで、どうすれば、お役所の言いなりにならず、幸せになれるのか?
今、Bennieはお役所に多額の税金を課せられてピンチ!だけど、上念さんの本を読めば読むほど、奴らの本音が分かってくる
同じような悩みを抱える人にはぜひ、不安をあおられて苦悩に陥らないよう、上念さんの本を読み漁ってほしい そこから、希望の光が一筋、見えてくるから! -
固定相場制と紙幣の極端な発行が影響することはわかった。利率から日本の国際の信用度が高いこともわかった。
ただ、日本の経常収支が赤字になるのと、国債の利子分や社会保障費の増分により、国内では買い切れない状況になるのでは、と思う。
また、償還できるかできないかではなく、償還できると思うか思わないかで国債の信用度(利率)が決まるので、市場の参加者の気分により信用が下がり買われなくなる可能性はある。そうすると行政が止まり、お金の流れが止まるのではないだろうか。
今回はあまり時間がなく読み飛ばしてしまったため、私の疑問に対する回答が載っているかもしれない。再度読みたいと思う。破産の定義も載っていたか忘れてしまった、、、 -
b feb 25,12
comp mar 8,12
stop deflation
supply money target 3.5% -
国に明確な破産という定義がなく日本には国債発行限度額の定義が特にないから、日本が破産しないという逃げの論理をしてるのが不満。
まあそれ以外は正しいかなと。バランスシートで見て借金は資本に変わっているという話は今まで考えたことなかった。後はデフレ脱却論者の本なので、読みなれてれば特に頭をつかうことなく。