- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796683425
感想・レビュー・書評
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いかに今のトップが知識不足かがわかった。内容も読みやすくて、わかりやすかった。けど、反復が多くて後半で少し飽きてきてしまった。
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大変だ!国とマスコミが隠してるのは原発利権だけじゃなかったゾ。
震災被害の20兆円、国債発行して日銀が引き受けて、マネーサプライを増やせば、円安にもなって、輸出も増えて、景気もよくなって、税収も増えるのに。
昭和恐慌のときに高橋是清がやったみたいに、日銀が引き受けた国債を市中の銀行に引き取らせれば国の借金もそれほど増えないよ。
増税だと、今必要な被災地のお金に間に合わないし、ただでさえよくない景気がさらに冷える。
なぜ、政府は増税しようとしたり、子ども手当とかの他の支出を回してショボく埋め合わせようとしたり。
日銀は、国債引き受けたらインフレになる、と言ってたり。
大体、バブル潰しの金融引き締めをそのまま20年も続けて円高、デフレにして放置してるのは日銀なんだよね。
なのに、そのことをマスコミもちゃんと伝えられない。批判も出来ない。多分、よく分かってないから。
日銀はなんでやるべきことをしないかというと、
前例踏襲主義の官僚の集団だから。
自分たちの子分の金融機関が潰れない程度の金融緩和しかしない。
デフレの放置は被災地と失業者を見捨てるということ。
GDPが増えれば税率を上げなくても税収は増える。
といったことが書いてある。
この年齢になって、ようやく経済学なるものをちゃんと勉強し始めたところだけど、マンデル・フレミングモデルとか、世界の経済学の理論がいろいろ分かっている中で、一国の中央銀行が金融政策をまともに考えていないなんてあるんだろうか?
と、思いつつ、
浜口雄幸の経済政策が、今と同じ様に間違っていたために、日本全体が貧しくなって、戦争せざるを得なくなった、ということにも本の中では触れていて、乗数効果知らない人が首相になれる国なんだから、きっと国中が経済音痴なんじゃないかと思った。
そんな中で、石橋湛山という人物のことを始めて認識。
今読んでいる本でも、日本が外国に植民地を持つことについて、経済と当時の世界情勢から、意味がない、と言っていた人。