ブルースに囚われて: アメリカのルーツ音楽を探る

著者 :
制作 : 飯野 友幸 
  • 信山社
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本棚登録 : 48
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797290653

作品紹介・あらすじ

ギターの音がザクリと響き、歌い手が低く、ものうく歌う…ブルースとはなんと魅力的な音楽だろう。これまで音楽以外の視点から、その音声や歌詞、その背景にある文化・歴史・社会が、まとまって研究されることはなかった。本書は、8名の書き手たちが、文化研究的な方法と伝統的な方法から、ブルースを見直し、ブルースを語り、新たな世紀に解き放とうとする試みである。

感想・レビュー・書評

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  • 「黒人による魂の叫び」というくらいの漠然としたイメージしかなかったブルースについて、歴史や文化的背景からリズムや歌詞のスタイルまで知ることができた。昨日、体調悪くなって最後までいられなかったけど、Reiさんとお話したかったなぁ。

  • 目から鱗がボロボロ落ちます。ブルースがスティーヴ・ライヒと比較されている事に膝を打ちました。
    ブルースが悪魔の音楽だとか、抑圧された被差別者の魂の叫びだとか言った、古臭い凝り固まった言葉と間違った知識でしかブルースが語られていない事に(それしか知らない自分に)、うんざりしている自分を感動(反省も)させてくれた。
    それでもブルースは悪魔の音楽で、魂の叫びである事も誠実に教えてくれる、素晴らしい本です。

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