glaylingさんの感想
2011年2月20日
ルワンダでゴリラ、ケニアでサイ、ザンビアでチンパンジーを取材し 動物だけでなくそれらを保護している人々にも目を向けた一冊 アフリカの経済状態の悪化、そのために密猟される野生動物達 生涯を懸けて動物保護に取り組む女性たち、畑氏の鋭い観察眼 から綴られる文章はすごい迫力だった。 ジャングルで名も知らぬ白いキノコを食べ猛烈な下痢に襲われる所では 笑わせてもらった。
1935年、福岡県生まれ。「ムツゴロウさん」の愛称で親しまれる。その純真無垢にして豊かな感性での動物・自然とのかかわりは大きな支持を得ている。1968年、「われら動物みな兄弟」で、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。1977年、環境の文学で菊池寛賞受賞。2008年、『ムツゴロウの東京物語』(柏艪舎)を出版。 「2009年 『ムツゴロウのニッポン物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」