カラー図解でわかるブラックホール宇宙 なんでも底なしに吸い込むのは本当か? 死んだ天体というのは事実か? (サイエンス・アイ新書 125)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797351170

作品紹介・あらすじ

SF映画やSFアニメ、SF小説などにかならずといっていいほど登場するもっとも有名な天体現象、それがブラックホールである。しかしその研究が進むにつれ、一般的に漫然と想像されている"ブラックホールの常識"が、いまや常識でなくなってきている。そこで本書では、ブラックホールに関するさまざまな誤解を解き、正しい理解を普及していく。

感想・レビュー・書評

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  • アインシュタイン方程式。難しくて全然わからないが、宇宙への夢は膨らむ。
    かつて人々が海を渡って冒険したのは大航海時代であるが、次のステージは宇宙である。

    • りまのさん
      名もなき社労士さん
      一番最初のレビュー(…とも、言えない文章ですが)に、いいね
      、いただき、ありがとうございました。
      メリークリスマス!
      名もなき社労士さん
      一番最初のレビュー(…とも、言えない文章ですが)に、いいね
      、いただき、ありがとうございました。
      メリークリスマス!
      2020/12/24
  • ブラックホールの利用法が面白かった(第6章)。ブラックホールクズカゴ。どんなゴミでも吸い込んでくれる。(ブラックホールは使用済核燃料なんかも吸い込んでくれるのでしょうかね?)
    ブラックホール灯(ものを吸い込むときに発光する性質)、ブラックホール暖房(ものを吸い込むときに発熱する性質)など、面白いアイデアが紹介されている。

  • 『儲けたいなら科学なんじゃないの?』で成毛眞が紹介していたので、興味が出て読みました。
     第1章『常識篇:ブラックホールの非常識』では世間に広まっているブラックホールのイメージを覆す衝撃的な内容が書かれていて、驚愕しました。第1章だけでも読む価値が有ります。
     宇宙SFが好きな方には中々興味深い話題がいくつも出てきます。成毛眞も言っていたようにかなり難しいのですが、綺麗なカラー図解が豊富に出て来るので、眺めているだけでも楽しめます。とても綺麗なブラックホールの写真に感動しました。内容自体は難解ですが、身近に感じられる例えが多く、文章は分かり易いです。専門用語が頻繁に出て来るので、物理学の知識は必要でしょう。
     第6章『未来篇:ブラックホールエンジン』は、ブラックホールの利用法について書かれていて大爆笑。

  • (特集:「NOBEL PRIZES 2020」)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00509746

  • ブラックホールとは何かを知りたい場合にはこの本がお勧め。カラー図版で視覚でもわかるようにブラックホールを語ってくれている。ブラックホールを分かるためには相対論も少しかじる必要があるのだが、それも必要最小限で胸焼けを起こさない程度にしてくれているのがうれしい。

  • 成毛さん推薦



    mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    ・新書がベスト

  • ブラックホールをいろんな観点から考えているし、全てカラーで解説しているので、素人でも楽しめた。
    もしかしたらブラックホールを応用した便利なものが出てくるのかな…と期待してしまうな。

  • 『儲けたいなら科学なんじゃないの?』の巻末で成毛眞さんが薦めていた本。
    文系の私にはこのコンパクトな本に収まった解説だけで理解するのはちと厳しかったので、流し読み。
    だが、これを理解できたら面白いだろうなと感じ、物理に興味を持った。一般向けの物理の本をもっと読んで勉強してみようかと思う。

  • 知っていて役に立つことはないだろう。けれども、知ると世界が変わる。そんな本もたまには必要ではなかろうか。
    最後にある著書のお遊び、ブラックホール活用案は非現実的すぎてリアルです(笑)

  • [ 内容 ]
    SF映画やSFアニメ、SF小説などにかならずといっていいほど登場するもっとも有名な天体現象、それがブラックホールである。
    しかしその研究が進むにつれ、一般的に漫然と想像されている“ブラックホールの常識”が、いまや常識でなくなってきている。
    そこで本書では、ブラックホールに関するさまざまな誤解を解き、正しい理解を普及していく。

    [ 目次 ]
    第1章 常識篇:ブラックホールの非常識
    第2章 時空篇:光速現象とスターボウ
    第3章 重力篇:光線の曲がりとブラックホール時空
    第4章 黒洞篇:ブラックホールとワームホール
    第5章 宇宙篇:ブラックホールシャドーとブラックホールジェット
    第6章 未来篇:ブラックホールエンジン

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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著者プロフィール

大阪教育大学教授,理学博士,専門は理論宇宙物理学,とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット.
 1956年宇部市生まれ.1978年京都大学理学部卒業,1983年京都大学大学院理学研究科(宇宙物理学専攻)博士後期課程修了.日本学術振興会特別研究員,大阪教育大学助手,助教授を経て,2004年4月より現職.
【主な著書】
『アインシュタインの宿題』(光文社,2003年),『となりのアインシュタイン』(PHP研究所,2004年),『100歳になった相対性理論』(講談社,2005年),『科学の国のアリス』(大和書房,2005年),『シネマ天文楽入門』(裳華房,2006年),Black-Hole Accretion Disks(共著)(Kyoto University Press, 1998, 2008)ほか

「2007年 『光と色の宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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