次元とはなにか 0次元から始めて多次元、余剰次元まで、空間と時空の謎に迫る!! (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797351972

作品紹介・あらすじ

0次元から始まり、1次元、2次元、3次元までは、頭で理解できるだろう。しかし4次元、5次元、10次元、さらにそれ以上の余剰次元となると、どう理解したらよいか頭が混乱してくるはずだ。とはいえ最新の宇宙論では、これらの多次元、余剰次元が重要なカギを握っており、避けて通ることはできない。そこで本書では、次元の概念から各次元の考え方までをわかりやすく解説していく。

感想・レビュー・書評

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  • 次元の基礎理解からそれが宇宙へのテーマへと繋がる流れがしっかり理解できました。

  • 3次元を超える多次元の世界は何ともイメージしづらいのだが、実は1次元、2次元の世界についてもきちんとイメージできていないことを、この本を読んで自覚した。この本のよいところは、0次元からはじめて、それぞれの次元について丁寧に解説してくれているところ。その中で、ガウスとかリーマンとか、何だがよくわからないけれどすごい人らしいというイメージだけの人々の業績がちょっとわかるのもうれしい。多次元について、数学がいかに自由で、物理学がいかにそれと格闘しているか、ということも以前よりすこし概略程度はわかったような気がする。

  • 次元とはなにかというタイトルにあるように、0次元から多次元まで説明してくれいている本で、0~3次元までであれば一般常識があれば、4次元についてもドラえもんとかSFとかが好きであればどういうものかというのは説明できると思うのでこの本でもそのことが詳しく書かれているわけであるが、5次元以上の余剰次元については、理論自体の難しさもあるが、この本の説明があちこちに飛んでいることもありいまいちわかりにくかった。この本でざっくりときっかけづくりをして、超ひも理論についてのわかりやすい本を探して読むのがいいと思う。

  • 次元とはなにか。
    量子力学やら最近のSFでは、よく出てくる高次元。結局読んだところで、十分理解できたとは言えない…。ただし、理論上成立させるには高次元が必要なんだね。でもその次元が存在すれば成立する訳だからなにかあるんだろ。目で確認できない次元。一瞬姿を現し、消えていく素粒子。これはどこかの次元に行くのかな?ふいにどこかの次元から姿を現す素粒子を見つけたらなにがわかるのか。ダークマターとダークエネルギーの存在。重力がなぜ弱いのかは、ウィークブレーンと重力ブレーンの間で時空の曲がりを通過するから…。これはブラックホールの向こうには重力ブレーンがある感じ?やっぱり肉体に縛られてる以上、高次元は見えないんだろ。意識だけの存在が行き着ける場所なのかな。「重力とはなにか」ももう一回読み直してみよ。

  • 中身は“次元とは何か“を解き明かすのではなく、結局は宇宙論。単行本という性質上しかたないことかもしれないが、どうせなら真っ向からヒモ理論について述べて欲しかった。テーマとタイトル名の不一致感を抱いた一冊。

  • 所在:展示架
    資料ID:11100847
    請求記号:421||Sh64

  • 生粋の数学や物理の用語であるにも関わらず、一般文脈に頻繁に登場する「次元」という概念。その考え方に、あらためて何か意味や意義を得られるかと思って手に取った。残念ながら、理数学史の早足の(薄い)解説本になってしまっていて、序文やあとがき以外に、「次元」に特化した記述は少ない。もっとも、こうした高度に抽象的な概念を、新書1冊で手に入れようとするのが間違っていたのかもしれない。1~3次元であれば理解はできるつもりだったが、0次元とか5次元以上、さらには∞次元ともなると、もうSFの世界。それがちゃんと現代物理学(つまりは「この世界」の記述)の根底にあるというのだから、人類の知性というものは凄いものだと感心する。"ニュートン=3次元を記述"、"アインシュタイン=4次元を記述"、という些か強引に分別が腹に落ちた気がする。それ以降の多次元は、まだ喉をも通らない(笑)

  • 考えれば考えるほど不思議な次元をゆっくりわかりやすく紐解いてくれる一冊です。題材のわりにとっつきやすいです。

  • 数学の話というよりも,物理や宇宙物理の本.全カラーで図が多く,密度としては軽い本.

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