生態系のふしぎ 失われた環境はどこまで再生できる? 生態系でいちばん弱い立場の生き物は? (サイエンス・アイ新書 138)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797352023

作品紹介・あらすじ

「生態系」とは、生物の生き様とそれをとりまく環境要因とを一体としてとらえる用語です。生息環境の悪化や、外来生物の影響による日本固有種の絶滅危惧など、生態系に関する非常に深刻なニュースはあとを絶ちません。種のバランスの崩れから、地球温暖化による影響まで、多くの問題をかかえる生態系について、歴史的かつ科学的視点から、ローカルにさらにグローバルに見直します。

感想・レビュー・書評

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  • この一冊で、ざっくりと「生態系」というものがつかめます。僕は結構前から、パワーでもって押さえつけるやり方は、いろいろな場面において、それは違うんじゃないか、ほんとうに短い間の対症療法的な効果しかないんじゃないかと考えてきたタイプですが、この「生態系」というものを考えた時にも、その考えはすごく間違っているわけじゃないぞ、という気持ちになりました。

  • [ 内容 ]
    「生態系」とは、生物の生き様とそれをとりまく環境要因とを一体としてとらえる用語です。
    生息環境の悪化や、外来生物の影響による日本固有種の絶滅危惧など、生態系に関する非常に深刻なニュースはあとを絶ちません。
    種のバランスの崩れから、地球温暖化による影響まで、多くの問題をかかえる生態系について、歴史的かつ科学的視点から、ローカルにさらにグローバルに見直します。

    [ 目次 ]
    第1章 「生態系」ってどんなもの?(生物のいない自然はごくまれ;景観として目にとまる生態系 ほか)
    第2章 命がからみ合って生態系(微生物や小動物が土を耕す;栄養分を合成する緑色植物 ほか)
    第3章 植物の粘りと動植物の共生(熱帯多雨林の樹木は仲よし;ギャップを見つけすばやく侵入 ほか)
    第4章 名残り惜しい日本の自然(日本は国土の3分の2が森林;昼なお暗い西日本の照葉樹林 ほか)
    第5章 横暴をやめて生態系の再生へ(人口爆発が地球生態系を破壊;大型動物を絶滅に追いやる ほか)

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著者プロフィール

科学ジャーナリスト。1934年生まれ。朝日新聞記者として科学部部長、編集委員を歴任。著書に『暮らしと健康の遺伝学』(新潮文庫)など。

「2013年 『科学詩 四行詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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