這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797355406

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「這いよれ!ニャル子さん2」3

    著者 逢空万太
    イラスト 狐印
    出版 GA文庫

    p70より引用
    “ そもそも非日常といっても、ちょっと面
    白い事が起こればいいなという程度の些細な
    願望だったのだ。それがまさか地球規模を軽
    く凌駕して宇宙レベルの話になるとは。”

    目次より抜粋引用
    “八坂真尋は静かに暮らしたい
     炎の転校生(だいたいあってる)
     夢で逢えたら
     はるかに遠き、夢の形見は”

     クトゥルー神話を題材に、人間の少年と、
    少女の姿をした邪神を主人公とした、アク
    ション・コメディライトノベル。
     息苦しい程の血の臭いの中、見目麗しい男
    が一人立っている。ともに仕事をする間柄
    だったはずのその美男子が生み出したであろ
    う光景に、ノーデンスは理由を問いかける…。

     上記の引用は、ニャル子がやってきて劇的
    な変化を遂げた日常に思いを馳せる、主人
    公・八坂真尋の心情。
    平穏・平凡のありがたさは、その中にいるう
    ちは気付きにくいものなのかも知れませんね。
     各章タイトルから会話まで、数多くのパロ
    ディが散りばめられているようです。全てを
    楽しむには、広範な知識が必要そうです。
    まあしかし、わかるところだけを摘んで読ん
    でも、楽しい作品ではないでしょうか。

    ーーーーー

  • つたない

  • 前作で大ネタが出し放題だったせいか、ずいぶんとパワーが落ちている印象。
    なんていうか、ありきたりなラブコメラノベって感じです。
    次回作に期待ってとこですね。
    ……まぁ、それでもなお、クトゥルフの知識がそれなりにないとついていけない世界ってことには間違いないんですが。

  • ニャル子とクー子が同居することになり、真尋の身の回りはますます騒々しくなってきます。

    そんな折、ニャル子たちが所属する惑星保護機構から、地球人の集合無意識である「幻夢境」(ドリームランド)で異変が起こっているという連絡がもたらされます。さっそく幻夢境に向かった真尋たちですが、そこには、ニャル子を逆恨みする彼女の兄の姿がありました。

    この手の作品は、読む方のテンションによって、印象がかなり変わってしまうのかもしれません。心配事のあるときに読むのは失敗だったような気がします。

  • 肩肘張らず漫画的に読める正しいエンタテインメント。詰め込まれたネタが受け入れられるかどうかで好き嫌いが別れると思うが、個人的には面白かったと思う。

  • ニャル子が居座るようになってから一週間。
    クトゥグアのクー子までやってきて、またもや地球の危機になるのをどうにかする話。

    細かいツッコミをしながら見るのも楽しいのと、アニメの内容をじっくり読めるのでそれもまた楽しい。
    クトゥルフ神話がこんなになるとは思わなかったけど面白かった。

  • なんというか、ニャル子が非道すぎる。
    まぁ、先に悪さをしたのは向こうだけどさぁ……。
    過剰防衛すぎるだろ。
    アニメでざっくりエピソードが削られてるのが判らなくもない。(9話時点)

  • 「這いよれ!ニャル子さん」2巻を読了。

    なんだろう、きっと多くのパロディを突っ込む作者さんなので、相当な作品に目を通しているんだろうけど、それ故にそれっぽい文体にしようという心理があるのか、微妙に文章のテンポを乱している気がする。

    全体を支配しているノリの軽さに反して、なにか文章が堅いというか、小説的な表現にしようとして頑張ってるけど、かえってそれが足を引っ張ってる印象を受ける。

    バトルのオチとかマンガ的ご都合主義が大変に素晴らしいんだけど、その辺りと文章のくどさとの落差を位置的に狙っているのかしら。

    それともラヴクラフトって読んだ事ないんだけど、ニャル子の文体そのものが、ひょっとしてラヴクラフトの文体のパロディだったりするのかしら? それなら自分の理解度が足りてないって、ごめんなさいって謝るんだけど。

  • 迷走。

  • 3まで出ていることに驚愕した。さすがニャル様、愛されてるなあ。中身は、クトゥルフスキーじゃないとわからないネタ満載だと思います。

著者プロフィール

第1回GA文庫大賞で優秀賞を受賞し、『這いよれ!ニャル子さん』でデビュー。

「2017年 『ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹 抜剣!セイケンザー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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