古地図とめぐる東京歴史探訪 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797361926

感想・レビュー・書評

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  • 古地図をもとに東京の歴史を探る本。

    東海道は江戸時代に作られた道だと思っていましたが、実は東海道が最初に建設されたのは、なんと飛鳥時代だそう。
    古代東海道のルートは、
    神奈川(相模国)-三浦半島-安房国、上総国(房総半島)-下総国、常陸国(茨城県)
    で、全く東京を通っていなかったことに驚きです。

    東京の城といえば江戸城。天守閣がないのが残念ですが、270年に及ぶ徳川時代のうち、天守があったのは、たった50年ちょっとだけだったそう。
    徳川時代にはずっとあったのかと思っていましたが、ない時代の方が圧倒的に長いんですね。

    ほかに八王子城址もありますが、としまえんの中には豊島氏が築いた練馬城跡もあるそうです。

    また、淀橋というと大坂の淀にあるものと思いますが、実は東京にあったそうです。
    神田川に架かる青梅街道上の橋だそう。

    古地図からはいろいろな歴史がわかって面白いもの。
    初心者向きの内容で、読みやすかったです。

  • 古地図ブームにも乗り、住んでいる町の歴史や成り立ちを学ぶのにはまっている。昔の人から見て今の東京はどう見えるのか。

  • (要チラ見!)/新書

  • 江戸時代になる前の江戸の話

  • 江戸を古地図から解き明かしていく・・・というより散歩しながら江戸を解き明かしていく書。江戸氏、葛西氏、豊島氏など今の地名になっている武将の話などはなかなか面白く。
    写真もなかなかポイントを抑えていてよい
    個人的には 散歩しながら撮影するのがますます楽しくなる良書。

  • 先に購入した「東京今昔歩く地図帖(学研ビジュアル新書)」が、ガイドと言うよりはビジュアルが豊富な資料集的な本だったので、あらためて本書を購入。ガイドとしても読み物としても楽しめそう。想像しながら布団にくるまって読んでもいいかも。
    外に出るときは、2冊を持っていると地図と写真の両方を堪能できると思います。さて、いつ出かけようかな。

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    ソフトバンク新書ホームページから。
    「東海道は、はじめ東京を通っていなかった」「都会の秘境のごとき渓谷は、どうやってできたのか」「渋谷には城があった」「巨大古墳群が都内に残っている!」「源氏のつくった八幡神社がそこらじゅうにあるのはなぜ?」。古地図片手に、道や史跡、伝承を訪ねれば、知られざる土地の姿と歴史が浮かび上がってくる。自転車・GPS・デジカメを駆使したフィールドワークを続ける著者が、東京の再発見に挑むガイド書。
    http://blog.sbcr.jp/shinsho/archives/2010/12/post_119.html 

  • 著者の前著『東京古道散歩』が面白かったので購入。
    歴史好きにとって、東京はいろいろな掘り下げ方ができるので
    好きですね。

  • 大宮八幡宮に初詣、本書で都内の八幡宮について考えた。

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著者プロフィール

1963年生まれ。東京農工大学工学部卒業。IT系フリーライターとしてデジタルカメラやスマートフォンの記事を書く傍ら、古地図収集と古道探索を行っている。著書に『東京古道探訪』(青幻舎)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 江戸・東京 古道を歩く』(山川出版社)などがある。「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)に古道研究家として出演経験あり。新潮講座「東京古道散歩」や「まいまい東京」などで、東京の古道や歴史を案内する野外講座のガイドも務めている。

「2022年 『古地図と地形図で発見!鎌倉街道伝承を歩く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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