- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797383379
作品紹介・あらすじ
★智将・真田昌幸役で大好評、俳優・草刈正雄さん推薦!
2016年NHK大河ドラマ「真田丸」がもっと面白くなる!
関ヶ原で敗れた後、大名に返り咲いた武将らに学ぶ
現代人にも通じる「敗者復活型」人間の矜持と智慧。
日本の勢力地図を大きく変えた西暦1600年の「関ヶ原の戦い」。
徳川家に敵対した大名は100家近くに及ぶ。
敗者へは主に「改易」という厳しい処分が待っていた。
だが、己の才覚と努力、そして運でもって、
再び大名の座に返り咲いた者がいた!
豊臣秀吉から疑いをかけられ所領を削減され続け、
関ヶ原合戦時、浅井畷で私怨により徳川方の前田家と戦い、改易。
しかしその後、奇跡の10万石に復活した丹羽長重。
豊臣秀吉の特別な計らいで大友家から独立して大名に取り立てられるも、
関ヶ原合戦時、西軍が負けるとわかっていながら味方をし、改易。
しかしその後、旧領である筑後・柳川の大名に復活した立花宗茂。
一部の関ヶ原敗戦大名は、なぜ再び大名に復活できたのか?
そこには敗者ならではの矜持、そして生き残るための器量と処世、
そして運をつかむ能力があったのである!
現代人も時代が違うとはいえ、挫折や左遷など憂き目にあうことも多い。
また昨日の勝者も、明日には敗者になる可能性すらありうる。
逆境にあっても、なお信を貫き、強く生き抜く術は、
戦国時代の「敗者」から学べることが多いであろう。
本書は大河ドラマ時代考証で有名な著書による、
現代人にも通じる異色の歴史教養本。
◎豊臣家への恩から敵対し改易となるも旧領の柳川の大名に復活した「立花宗茂」
◎前田家との確執で失領するも秀忠との縁で返り咲いた「丹羽長重」
◎復活への執念が強く十数年間の運動が奏功した「岩城貞隆」
◎福島正則との「コネ力」を活かして復活した「来島康親」
etc.
感想・レビュー・書評
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いまいちっていうか?
歴史は信じられない。
諸説あり!で 関ヶ原をやってたけど、
あれみてから、とくに!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「真田丸」を視聴しており、その絡みで購入。
まんまと販売戦略に乗せられましたが(笑)、関ヶ原の戦いに関与した全ての大名の行く末を追いかけることができたので、大満足です。
書著にも明記されていますが、最後は「誠実」が肝要。
最大の教訓をいただきました。 -
人望、特殊技能が最強。チクリ、裏切りはダメ。それ、よくわかった。
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大河ドラマで真田丸をやっいるせいでしょうか。思わず手にしてしまいました。
関ヶ原で西軍についた武将は、ほとんどが御家とり潰しや、大幅な減封となった。そんな中で、粘り強く家康と交渉することで、現状を維持したものや、とり潰しから大名に返り咲いたものもいる。立花宗茂などは浪人時代、家臣に生計をたててもらい、まわりに支えられながら大名に返り咲いている。周りを魅了する心配りができるものが敗者復活を果たした気がしました。
幸村の様に、死んで名を残すことも当時は大切だったのかもしれないけど、生きてこその人生だと思わずにはいられません。