沿線格差 首都圏鉄道路線の知られざる通信簿 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797388657

感想・レビュー・書評

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  • 【沿線格差】
    首都圏鉄道路線研究会

    「格差」とタイトルにあるが、社会問題として取り上げるほど深刻な論調ではなく、鉄道マニア達が独自の指標で首都圏の路線にランキングしている本。自分の生活圏や近隣の様子を思い浮かべながら読むとなかなか面白かった。

    本書では快速のある率、他路線との接続数、混雑度、運賃収入など8つの指標を元に総合的に19の路線を評価している。一位は京急本線、最下位は西武池袋線、私の住んでいる常磐線はビリから2番目だ。

    「○○線あるある」というミニコラムも楽しい。常磐線中距離電車はかつて「酒とつまみの臭い電車」と言われていて、事実そうだった。20年くらい前だかに新型車両になってからそれは解消されたが。他の路線でも多少毒を含んだ評価があり、概ね的を得ているようだ。

    快速が止まる、ターミナルとしての利便性がある、といった要素は沿線の発展にやはり重要だ。私が仕事で出入りしているとある駅は他路線の乗り入れを地元商店街が反対して隣の駅にターミナル機能をとられ、結果その駅は衰退したらしい。実際そんな場所だった。

  • お金持ちが多く住む街を走る路線はどこ?
    に釣られて買ってしまいました。永福町駅は未だ未だ、おトク感が有りますね‼️

  • "首都圏の鉄道各線のデータを基に解説している辞典の様な本。
    鉄道会社のビジネスモデルがどの様に確立してきたのかも解説。
    鉄男と鉄子以外でも楽しめる。"

  • 春の家探しの時にも少し立ち読みしたけれど、改めて。
    京急が総合順位1位なのには驚いた。確かに大きな遅延は少ないな。

  • ランキングというキャッチーな試みは分かりやすく、販売には有効でしょう。
    内容を見ると項目に異議もあるでしょうし、出来上がったランクに「?」という人は多いでしょう。
    人それぞれ価値観は異なりますので、あくまで参考ですね。

  • ‪様々な角度から首都圏の路線の個性を紹介した本。馴染みの路線の意外な一面を知るも良し、あるある(笑)と頷くも良し、はたまた実用的に引っ越し先を決める参考にしても良し。格差という刺激的なワードに囚われなければ面白い一冊です。まぁこのランキングにいちいち文句を言うのは野暮でしょうw‬

著者プロフィール

東京の鉄道路線を中心に各種統計データなどを駆使して、鉄道がもたらす様々な効果効用を日夜研究している。属性としては「鉄ちゃん」でもあり、三度の飯より鉄道をこよなく愛する。「路線の格付け」は確かに存在するが、いかなる路線であってもそこに乗客がいる限り、それを愉しみ愛でる観点を忘れない。

「2017年 『駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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