日本と中国、もし戦わば 中国の野望を阻止する「新・日本防衛論」 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797390759

作品紹介・あらすじ

◆日本VS中国、その現実味と詳細な予測
中国が海洋拡張政策を続け、アメリカの覇権に挑む姿勢を取る限り、アメリカはこれを受けて強硬策に出る。米中戦争の危険も高まっている。また中国が本気で尖閣、さらに沖縄を含む南西諸島をとりにきた場合、日本は勝てるのか? トランプ大統領のアメリカは本当に助けてくれるのか、自衛隊の戦力で太刀打ちできるのか――誰しも気になる疑問に、元・陸上自衛隊幹部学校長らが答える。

◆南シナ海で「海洋大国」化する中国、
そのとき、アメリカは本当に護ってくれるのか?
中国封じ込めの秘策はあるか?

感想・レビュー・書評

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  • ●パンダハガーとドラゴンスレイヤー
    ●2016年、アメリカの外交専門誌フォーリンポリシー「日中尖閣戦争」と言うシミュレーション記事になんとわずか5日間で、日本は中国に敗北すると言う記事があった。
    ●日本が取る3つのシナリオ①アメリカが日本を守ってくれないと判断し、独自で核武装して自主防衛する②安全保障の同盟を中国に乗り換えてしまう。かつての冊封体制に来するというものです。③日米同盟の強化をする
    ●2016年度中国高専による了解侵入は延べ120隻、接続水域内に行行が752隻にも及びました。石垣島の漁師たちは「尖閣の海には怖くてもういけない」と音を上げるようになりました。中国の巡視船は、日本漁船を追いかけまわすのです。しかも中国海警局は巡視船を増強していて、すでに1000トン級以上巡視船の数は日中間で2倍に開いたとされています。
    ●尖閣に最も近い島は、与那国島です。ここの人口は2015年の時点でわずか1489人に過ぎないため、2人の警官以外島を守る人間がいませんでした。対中国の最前線の島だと言うのに、国境警備隊すらなかったのです。民主党政権時代に認められませんでしたが、安倍政権になってようやく陸上自衛隊の配備が実現しました。
    ●一刻も早く、魚釣島を友人達にしてしまうことです。中国は、住人が存在する島には軍事的行動をとっていない。灯台、ヘリポート、港湾施設などの建設維持をするための人間を送り込んでしまうべきなのです。この場合中国は猛烈な抗議と何らかの実力行使に出るかもしれません。しかし武力行使は決してしないでしょう。
    ●中国西方戦略の代表的なものが、シルクロード経済ベルト構想(一帯一路)です。これは主に資源エネルギーの確保を中心とする巨大経済圏構想ですが、陸路(オランダモスクワ)と海路(シンガポールケニアナイロビ)に分かれています。

  • 自衛隊の元将官達が書いた本なんだけど、あくまでも入門書のような位置づけであって軍事専門的見地からの深い著述はなく、一般的な内容について。

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著者プロフィール

1947年長崎県生まれ。防衛大学校卒業(13期生、機械工学専攻)、陸上自衛隊高射特科部隊等に勤務。この間、米陸軍指揮幕僚大学留学。第2高射特科群長、第2高射特科団長兼飯塚駐屯地司令、第7師団副師団長兼東千歳駐屯地司令、第6師団長、陸上自衛隊幹部学校長等を歴任。2003年退官(陸将)。現在、日本安全保障戦略研究所副理事長兼上席研究員、偕行社・安全保障研究会研究会、隊友会参与等を務める。

「2023年 『中国軍、その本当の実力は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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