- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797399264
作品紹介・あらすじ
2050年ロボットとのセックスが当たり前に!?
未来の性を語る上でのキーワードはは「テクノロジー」と「人口減少」
セクサロイドは誕生するのか?
VRで本物のセックスが体験できるか?
新しい「性の公共」をつくるNPOという立場から、
障害者・高齢者の性・不倫・性教育・性風俗・売買春・JKビジネス・パパ活など
性にまつわるあらゆる社会課題の現場に足を踏み入れ、問題解決に取り組んできた
著者のこれまでの知見をいかした集大成。
AI研究者による最新の研究事例もふまえて、
日本人の性の未来予想図を描き出す!
感想・レビュー・書評
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一見セックスについて書いてある本と嫌厭されがちですが、僕はテクノロジーの進歩について書いてある非常に興味深い良著だと思います。
テクノロジーは線形的ではなく幾何学的に進歩していくなかで、今後20年後の2040年頃にはひと昔までは夢物語(例えていうならドラえもんの不思議道具)が一部実現しているようです。たった20年後、です。
技術革新についての本を読むたびに、今のうちにチームビルディングを徹底的にやっておく重要性をヒシヒシと感じます。今ある仕事がAIに置き換わられた時に残る仕事は何なのか。「10年後の仕事図鑑」でも書いてあるとおり、「あなただから」と言われるような、自分をブランディングしていく時代はもう来ています。
この本を読んで、人や本からのインプット以上に、ブログなどをとおして情報発信を継続していくことを決めて実行していきます。 -
さすが坂爪さん。性の未来予測をここまでかというほど勢いよく書いていて、読んでいて気持ちがいい(著者本人もワクワクしながら書いたのが伝わる)。面白いあまり止めることなく一気に読んでしまった。
どの予測もSF的でありながらも、実例を交えながらいかにして浸透していくかまで圧倒的な説得力で書かれている。特に「性のバリアフリー化」「AVシンギュラリティ」は、キャッチーなフレーズであるだけでなく、しっかりと考え尽くされていて、テクノロジーが性生活をポジティブに変えるいい例だと思う。性というものがより自由に、明るくなっていくことが感じられて、早くその時代来ないかなぁ、といった感想。
ただ、ちょうど今日(2020年10月)緊急避妊薬が薬局で買える発表がされていて、良い意味で予測が外れている(2028年と予測していた)。これは著者自身も「予測が外れた」とツイートしていた(悔しがりながら嬉しそう)。もしかすると、思っている以上に性の進化は早いのかもしれない。これからに期待。 -
考えたこともないような観点が多数散りばめられていて、とても興味深かった。性の話をタブーとする人も多いと思うが、人生に密接に関わっている事項であることは事実であり、この本で述べられているように、もっと多様な考えを持ってもよいのではないだろうか。本棚に飾りづらいのは難点だが、ニュートラルな気持ちで真面目な本として読んでみたら面白いと思う。
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日本の未来予測は何はともあれ人口減少、高齢化による社会構造の変化をどう読むか。そこにすでに始まりつつある性の変化の萌芽を組み合わせることで見えてくる未来の性。単なるエロのための技術革新という話ではなく人間関係、家族、アイデンティティという概念をも変える変化。あとがきの「自ら目的を設定できる能力が「知性」であり、目的を実現するための手段を探す能力が「知能」である。」という言葉が重い。
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傑作。テクノロジー・貧困・差別など話が多岐にわたり、人類の未来や社会制度設計について哲学的な問いを投げかける一冊。
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日本人の性行動がどう変わるか。人口構成の変化(少子高齢化)と無縁ではいられない。
パパ活、ジジ活はうなづける。 -
読了。セックスと言う言葉は、46才になるが、ドキリとする。平静なふりをして、レジに持って行くが動揺する。2050年の話があった。30年後は、さすがに関係ないかなと思ったが、自分の年齢が76才と考えるとそう遠くない未来なのかなと思った。読み終えるのに結構なエネルギーが必要だった。
ロボットデリヘルができたら
子供ができてしまうリスクや
不倫ではなくなるため
性生活が開放的になりそう。
承認...
ロボットデリヘルができたら
子供ができてしまうリスクや
不倫ではなくなるため
性生活が開放的になりそう。
承認欲求vs性欲
人間はどちらを優先するのか
気になります。