すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法
- SBクリエイティブ (2018年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797399943
作品紹介・あらすじ
言葉にできなけれ「知っている」と言えない
A「この本は、仕事の本質がつかめて、すごくよい本なので、ぜひ読んでください」
B「この本の説く時間管理の本質をヒトコトでいうと、『まとまった時間をいかにして確保するか』。知識労働者にとっては、『仕事の管理=時間の管理』というくらいタイムマネジメントは重要であり、その目的は『まとまった時間を確保するため』なのです。
さて、どちらが説得力があるでしょうか?
どちらの人の話をより聞いてみたくなるでしょうか?
Bのような説明がすぐできるような「アウトプット志向」の学び方を紹介したのが本書です。
◎「頭がいい」とは「話せる」ということ
「頭がいい」「知識が身になっている」というのは、ただ学んでいるだけではだめで、「自分のことにして話せる」「使える」というところまでしておく必要があります。著者の新メソッドを使い、知識を「まとめる」「整理する」方法を紹介します。
◎著者累計31万部。具体性・再現性のあるメソッドで読みやすい1冊
・著者の浅田氏は、『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』でベストセラーも出し、著者累計は31万部超。具体性のある解説で人気です。今回は特別に、書くだけで内容が身につけるシートを収録。すぐに試していただけます。
感想・レビュー・書評
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何のために本を読み続けているのか…そのことを今までで一番考え、最終結論にたどり着いた。いかに「他者貢献」できるようになるか。どのように自分自身や周囲の人々の役に立ち、自分の役割を全うできるか。そのために、これまでの楽しいだけの消費的学習から脱却し、仕事に生かすための投資的学びへの転換が必要だとわかった。そのために、①目的の明確化、②思考整理、③端的な要約、この3つが必須なのだ。他者貢献するという根本的な仕事観がそこにはある。仕入れた学びを供給して、周囲の需要を満たす。つまり、学びの目的は「他者貢献」の力を高めるためにあるのだ。その「他者」が行動に移せてなんぼ。インプットしたことをアウトプットできるようになるということは、人に説明できるということ。そのためには行動化する。それが習慣化する。そしてそれが性格になる。
いかに今まで「自分が」に執着し、インプットしてきたかを痛感した。楽しいだけの消費的学習は自分の娯楽としても必要だが、「投資的学び」を主としてインプットそしてアウトプットしていきたい。
「0秒思考」でA4用紙に考えてることを書き出すことを学んだが、それとどのように違うのか知りたくて読んだこの本だった。しかし、読んでみて、その期待は良い意味で大きく裏切られた。私はその技法が知りたかったのだが、技法より何より「なぜ学ぶのか?」という根本的な問いを深く考え、これからの仕事やインプット、アウトプットへの大きな気づきとなった。
「他者貢献」というマインドセットを常にもち続けていきたい。 -
紙一枚にまとめることに加え、一文を二十字に集約することで記憶へ定着させる。俳句に句読点を含めると二十字になることがかかれていて、学習とは、俳句を覚えていくようなものだと思ってしまいます。
集約していくことは、学習するものにとって非常にわかりやすいと思いました。 -
学習を仕事に活かす方法が書かれている。
第一章では、学習内容の本質を理解する方法を、第二章では、他人に伝わるアウトプット方法を紹介している。
第三章では、学習を稼ぎに変えるために他人貢献型の仕事観を提案している。
どの章についても、決められたフォーマットが存在するため取っ掛かりやすい。 -
学んだことを忘れずに、仕事に活かすには、どのように学ぶべきなのか?
学んだこと(主に書籍から)を自分の行動に結びつける仕組み作りが重要。
そのためのツールをA4一枚で構築し、読者に惜しげもなく提供している。
例えば、目の前にある1冊の書籍(1冊でなくても構わないし、書籍の1章のみでも構わない)から、何を得たいのかを整理しながら1枚の紙に落とし込んでいく。
目的を明確にして
思考を整理(2W1H)
端的な要約(20字以内)
詳しくは、本書に譲りますが、思考の整理が私には学びになった。What?Why?How?の3つで整理するとまとまる。このポイントを意識できれば、第三者に学んだ内容をわかりやすく、要点を抑えて説明ができるようになる。
本書にある、フレームワークも使いやすく、実用的なので読了後すぐにでも試してみたくなる。このツールを応用して、頭の整理もできそう。端的な要約の訓練として早速挑戦したい。 -
仕事とは、他者のために、自分ができること。
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自分の言葉にシンプルにまとめなおすことこそ学び。
消費の読書を投資にするための本。
◆学んだこと
①制約をつけてシンプルにまとめることで腑におとす
自分の言葉にシンプルにまとめなおすことで、頭に残る。
たくさんのキーワード、長すぎる言葉は覚えられないので、一息に言える20字で。
制約があることで思考の整理と収束がされる
②分かるとはWhat、Why、Howが人に説明できる状態
分かる→アウトプットができる→人に説明ができる
人に説明できる最低限は「なぜ/過去」、「何を何が/現在」、「どうする/未来」を説明できること
③傍を楽にすることが価値につながる
自分を楽にすることは需要がない=お金を稼ぐことにつながらない
傍を楽にする学びが需要があり、仕事に活かされる
④動詞を動作にする
目的を意識する→目的の書かれた紙を毎日見る
行動に移せる表現にすること
◆所感
シンプルが忘れないと書かれているのに、紙1枚書くだけのフレームワークは複雑なフォーマット。フォーマットを覚えきれないし、利用できないと感じた。
同じフレームワークでも書いてあることの位置や、書く内容が異なる例があり混乱した。
しかし、学びも多く、とっておきたい本 -
*「学びにお金や時間をかけているのに、仕事に活かせていない人」へ
学びを仕事に活かすには、「他者」の視点が重要です。
なぜかというと、学習の目的は「他者貢献の力を高めるため」だからです。
また、学んだことを「理解する」とは「他者に説明できる状態」にすることであり、学んだことを「アウトプットする」とは「他者に説明できること」でもあるため、「他者」の視点を持ち続けることが必要不可欠です。
「他者」の視点を持ち続けるためには、まず、「自己実現」ではなく「他者貢献」を積み重ねる仕事観を持つことが大切です。
その上で、「誰のどんな問題を解決するために学ぶのか」という目的を明確にします。
以上のことを実践し、学びを仕事に活かすためには、この本に書かれている「紙1枚にまとめる方法」を活用することが有効だと考えます。
…紙1枚にまとめてみました!笑
これから本を読むときはこの方法を実践して、学びをちゃんと活かしていけるようにしたいです! -
簡潔にまとめることが出来ない人に最適
本書の後半にあった「他者貢献の学習が必要」という内容が印象的
知識だけの頭でっかちにはなりたくない
本質が理解できていれば簡潔にまとめられる
自分自身の戒めにもなるし、指導するときにも意識したいと思った
持