- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797489002
作品紹介・あらすじ
豊臣秀吉に仕えた戦国武将で、後に播州龍野藩の藩祖となる脇坂安治の生き様、そして苦悩を描く。関が原の合戦時、脇坂安治は葛藤の末に西軍から寝返り、朋友の大谷吉継を死に至らしめた。それから二十五年。家督を子に譲り引退を決め込んだ安治の隠居所に、義兄の西洞院平時慶が訪ねてきた。僧侶となった時慶と酌を交わしながら、安治は自身の半生について語り始める。
感想・レビュー・書評
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関ヶ原の合戦から25年後、雨がもたらした幸運、親友吉継を裏切らなければならなかった葛藤、妻との思い出等脇坂安治の半生を尋ねてきた義兄西洞院平時慶に語るという形をとって描かれています。葛藤部分も見所ですが、私は個人的には新子のことを話す場面が好きだったりします。中でもどうして安治に白羽の矢が立ったのかというそのくだり。この本の安治はなかなか憎めない感じで結構好みだったりします。
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賤ヶ岳七本槍の脇坂安治が晩年に自分のこれまでを語るお話。<br>
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悪夢見た直後に女中に冗談かましたり義理の兄の坊主名をド忘れしたり70にもなって嫁とハッスルしたりアンジー豪快すぐる(笑)<br><br>
酒を酌み交わしたくなってきます。 -
賤ヶ岳の七本槍のひとり脇坂安治の生涯を描いた本。晩年の自身が見た夢や義兄の西洞院平時慶との会話を通して展開しているところがポイント。彼を主人公とした唯一の小説と思われます。
2007.7.27読了
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