- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797674026
作品紹介・あらすじ
ウクライナ難民で始まった話ではない。
ミャンマー、スリランカ、イラン、アフガニスタン、そしてアフリカの国々から……。
命からがら、日本にたどり着いた人たちを、
私たちは、どう受け入れてきたのか?
『エンド・オブ・ライフ』でYahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞を受賞した佐々涼子の受賞後第一作。
かつて日本語教師として在留外国人と接してきた作家が、人間の心の奥に潜むボーダー(境界)に迫る。
ウィシュマさん死亡事件で一躍注目を浴びた日本の入管・難民問題を、独自の視点で追ったノンフィクション。
難民の受け入れ、入管の改善のために四半世紀にわたり闘い続ける「難民弁護士」児玉晃一。
その奮闘の日々を、現在入管に収監されている在留外国人の取材とともに綴る。
構想から10年。ノンフィクションの旗手、佐々涼子の新たなるライフワーク。
(目次より抜粋)
i 泣き虫弁護士、入管と闘う
私たちを助けてくれるの?
断末魔
囚われの異邦人
馬でもロバでも
アフガニスタンから来た青年
国会前の攻防
ii 彼らは日本を目指した
サバイバル・ジャパニーズ
看取りの韓国人
フィリピンの卵
ハノイの夜
赤い花咲く頃
iii 難民たちのサンクチュアリ
クリスマスイブの仮放免者
難民たちのサンクチュアリ
リヴィのカレー
人の中へ
佐々涼子(ささ りょうこ)
ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス! 第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など9冠。2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞に輝いた。『エンジェルフライト』は、米倉涼子主演で連続ドラマ化、2023年春にアマゾンプライムビデオで配信予定。
感想・レビュー・書評
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知らなかった…では済まされないことが現実にある。
自分の無知を痛感し、まず知らなければと思った。
入管「出入国在留管理庁」で人生や生活を奪われ、まるで犯罪者扱い。
難民であり犯罪者ではないのに施設の中に人権などないかのよう。
命がボロ切れのように放置。
これが日本なのか、目を逸らさずにはいられない。
日本は先進国で法治国家だろうというのは建前だけか…と。
「私の人生の最大の失敗は、日本に助けを求めたことです」
このことばを言わせたのは、紛れもなく日本であるということが恥ずかしく情けない。
政治家は、何も知らないのか、知ろうとする気もないのか、とさえ思えてくる。
あとがきにもあったが、「今、私たちは平和を享受している。しかし、これからも戦禍に巻き込まれないと言い切れるだろうか。その時、私たちに手を差し伸べてくれる国が果たしてあるだろうか」に苦い気持ちになった。
さらりと新聞を読んだ程度しか知らなかったことをかなり深く知ることができたが、これからの日本を考えると不安の方が多い。
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日本への移民と難民について、徹底した取材に基づいて詳細に描かれている作品…。移民と言えば、技能実習生…技能実習生がどんな経緯を辿って日本に来ているのか、今まで深く考えることはなかったなぁ…私の職場にも技能実習生はいるけれど、彼らがいなくなったら…今の仕事成り立たないだろうなって思うとこの作品を読んで大反省しました!!
そして、ウィシュマさん死亡事件で日本の入管・難民問題をほんの少しだけ知っていた程度だったんだと愕然としました。ウィシュマさん死亡事件は明らかになった事件であって、こういった悲しいことは過去にも起きていたんだと…本当に怖くなりました。
「国籍や在留資格に関係なく、すべての人が家族と一緒に暮らす、
迫害の恐怖から逃れる、不当な身体拘束から解放される、
あるいは、収容されていても適切な医療を受け、命を維持できる。
いわば当たり前の世界が私の夢です。」と語る、児玉弁護士の言葉が胸に残っています。この社会にある、目に見えない「ボーダー」を取り払うため、私には何ができるだろうか…考えさせられる一冊になりました。佐々涼子さんの作品は、どれも心を打つものですが、この作品も読めて良かったと思いました。 -
佐々涼子さんに聞く 苦しみ乗り越え 上を向く瞬間描く | K-Person | カナロコ by 神奈川新聞(2016年3月13日)
https://www.kanaloco.jp/special/serial/k-person/entry-658.html
ボーダー 移民と難民 | 集英社インターナショナル 公式サイト
https://www.shueisha-int.co.jp/publish/ボーダー -
中島京子さん著『やさしい猫』を読んで、入管問題に興味を持った。興味を持って日々過ごしていたら、テレビや新聞、本など、入国問題を扱っているものが目につきはじめ、改めて自分が今までどれほど無関心だったかを日々感じている。
著者もあとがきでこう書いている。
○「日本に難民は来ていない、ほとんどが偽装難民だ」といわれれば、そんなものかと聞き流し、思い返すこともなかった。つまり入管問題を作り出し、放置していたのは、他ならない、無関心な私自身だったのだ。今私たちは平和を享受している。しかし、これからも戦火に巻き込まれないと言い切れるだろうか。その時、私たちに手を出し差し伸べてくれる国が果たしてあるだろうか。
日本は1981年に難民条約に加入している。しかし、難民として受け入れることはかなり珍しく、自国に帰すか、それを拒否する人は、入管収容所に長期に渡り閉じ込める。収容所では人権などなく、本当に日本人がそんなことをしているのか?と直ぐには信じられないような残酷な対応をしているという。
(日本に助けを求めにきた外国人の話・本文より)
○俺は、日本は難民条約に入っていると信じていた。日本は先進国で法治国家だろうと。もしこれからも難民を受け入れる気がないなら、建前だけ掲げている人権国家の看板をおろし、難民条約から脱退してほしい。だって実際、この国は人権国家じゃないんだから。そうすれば間違って日本に助けを求める外国人も減るだろう。お互いハッピーじゃないか。俺も他国に助けを求められる。
こんな状況を看過している国のトップを私はとてもじゃないが信用できない。現在、歴代の総理大臣を思い浮かべて、え?あの人もあの人も、何もしてこなかったのかと愕然とする。日本人であることが、恥ずかしく、罪深く感じた。
佐々さんはもともと日本語教師をしていて、その関係で、第二章は、日本語教師の視点で外国人技能実習制度について詳しく書かれている。個人的にはこの章が一番よく書かれていると感じた。
この章で、衝撃を受けた。日本の国力は下がっており、近い将来、日本に出稼ぎに来るメリットがなくなり、実習生が来なくなるだろう。そして後々、日本人が外国に出稼ぎに行くことになるかもしれない。というのだ。日本に実習に来ている、または行こうと用意してくれている外国人に日本語を教えている人達がそう見ているのだ。生の感想だろう。
入管問題をもっと知りたいとこの本を手に取ったが、取材した個々の案件の事が主だったので、全体像はまだよく掴めなかった。これからも関心を持ちつづけていきたい。
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“私たちは、日本にとって役に立つ人間になろうと努力してきました”
名古屋入管で、治療の必要を訴えたのに嘘つき呼ばわりされて、放置されて、亡くなった女性の事件で注目を浴びた、入管。出入国在留管理庁。
在留資格が何らかの事情で、途絶えてしまった。すると、入管に“入れられて”しまう。環境は劣悪で、空を見ることもほとんどなく、ぎゅうぎゅうに狭い部屋に詰め込まれる。そして「国へ帰る」と言うように仕向けられる。犯罪を犯したわけじゃない外国人が、そんな扱いを受けている。
日本は難民を受け入れます、という難民条約に入っている。でも、難民として受け入れる数はものすごく少ない。
また、移民もしかり。日本は移民を受け入れない、としている。しかし安い労働力は欲しい。そのため、貧しい国の人は日本の素晴らしい技術を教わりにくるといいよ、という『外国人技能実習生』という制度がある。一定の期間だけなら、日本にいてもいいよ、でも、国に帰ってね、という制度だ。
“日本は難民条約に入っていると信じていた。もしこれからも難民を受け入れる気がないなら、人権国家の看板を下ろし難民条約から脱退してほしい。だって実際にこの国は人権国家じゃないんだから。そうすれば間違って日本に助けを求める外国人も減るだろう。お互いにハッピーじゃないか。そうすれば、他国に助けを求められる”
私も無知だったし、無関心だった。私の周りでもそうかもしれない。日本が好きで、日本に来てくれた外国人に対して、日本政府がこんなに非人道的な対応をしてる事を、知らなかった。日本に来た外国人に、こんな絶望の気持ちを抱かせているなんて、知らなかった。ニュースなんかでは知り得ない話を、著者は丁寧に取材して、熱く書いてくれている。
表紙の、ずっしりと重そうな、丸々とした赤ちゃん。この子は、鎌倉の『アルペなんみんセンター』で生まれた。命からがら、国から逃げてきて、日本に保護を求めたのに、手を差し伸べてもらえなかった外国人を保護する目的で設立された施設。ここでは、たくさんの地域のボランティアで賄われている。
日本政府には、冷たくあしらわれるけど、個人や地域では、手を差し伸べる。この違いはなんだろうか。
“私たちは今、人間としての心のあり方を問われている。今後、少子高齢化多死社会を迎え、外国人を受け入れない選択肢は無い。ならば、どうやって共に暮らしていくのか、未来が私たちの手にかかっている”
この本を読み進めるのが、とても辛かった。これは、ごく一部の話だ、とはたぶん言えないだろう。でも、このことを知ることで、この後の未来を変えようとすることができる。まずは、知ることだ。今、たくさんの人に読んで欲しいと思う。-
しらい弁当さん、こんにちは。
私も関心のあるテーマです。読んでみたいと思いました!素晴らしいレビューをありがとうございます。
以前、ブレイデ...しらい弁当さん、こんにちは。
私も関心のあるテーマです。読んでみたいと思いました!素晴らしいレビューをありがとうございます。
以前、ブレイディみかこさんの著作の中で人種差別について触れた際「人間は知らないものを怖いと感じる」と書かれていました。そこから拒絶や批判が生まれ、差別につながると。
どんなことでもまずは知ることが大切ですよね。2023/07/15
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心が痛い。
読んでいてこんなに心が痛むノンフィクションは、他にない。
罪悪感といたたまれなさに、何度も読むのを止めようと思った。
日本には「入国管理局」の名の下に、平然と人権を蹂躙して「正義」を標榜する機関がある。どんなに証拠を積み上げても、難民として認定することを拒んでいるという事実がある。難民認定にも人種・国籍の差別がある。そしてそのことを、日本人のほとんどが知らない。知ろうとしていない。ウクライナ避難民受け入れの美談に酔って、「日本は良い国だ」という偏向報道の歪みのままに、日本礼賛に旗振りをしている。
吐き気がする。
自分自身の無知と無関心の罪深さに狼狽えるばかりだ。
本書の終わり近くでは、鎌倉市の方々や市行政の方々の、温かい支援や難民支援に向けた国への働きかけのことが紹介されている。けれど、結局はそれも「善意」のレベルで止まっていて、国を変えるための「政治」には繋げられていない。子ども食堂に感じるのと同質のものを、ここにも感じる。
ささやかな善意の積み重ねは不可欠だ。それを否定するつもりは微塵ない。自分自身もそうして動いている人間の1人だ。
けれど、それは結局、隙間埋めにしかならない。大きく壁がくずれているところにいくらパテを塗ったって、風は入るし水は漏れるし、いつかは建物自体が崩れ落ちる。
佐々さんの本を読むと、いつも、何かしなければという責め立てられるような思いに駆られる。
何ができるのか?どこから始めればいいのか?
答えはないけれど、まずは動こうと思う。
読者の責任はそこにある。 -
すごいと読むたびに思うノンフィクションの書き手(ご自分の身を削りながらお書きになっているのだろう)佐々涼子さんが、日本の難民、移民、技能実習生について取材されたもの。
この問題についてはいつも自分に何ができるのだろうかと考えさせられる。児玉晃一弁護士、お名前はよく拝見していたが、この本を通じて身近に感じられたので、ご活躍を今後も追っていきたい(この問題での「ご活躍」の場があるのが良いのか悪いのかは別にして)。 -
難民の受け入れ、入管の改善のために四半世紀に渡り闘い続ける「難民弁護士」の奮闘の日々を、現在入管に収監されている在留外国人の取材と共に綴られています。
先日、中島京子著「やさしい猫」で日本の信じがたい人権侵害・悪法について知り、かなり衝撃を受けたところ。
ウクライナ難民で始まった話ではない。日本でも受け入れられていますが、日本の難民認定率は1%にも満たない低さ!!
果たして受け入れたその後は…?
ウクライナ以外の国からの難民希望者の対応は…?
本書は、日本であまり知られていないその現実について綴られています。
無知・無関心は大きな罪を作り出す。
入管では、もし家庭や介護施設であれば犯罪になるようなことが罷り通っている。司法手続きなしで非正規滞在者を自由に捕らえることができ、無制限に収容できる。
入管法改正法案は更にひどい…。
助けを求め、希望を持って日本という国に渡ってきた人たちに申し訳なさすぎて言葉にならない。
いつか自分達が外国に助けを求めたとして、まるで犯罪人のように扱われ自由もなく、同じように扱われることをどう考えるのか。
人権侵害も甚だしい。
かつての「ハンセン病患者隔離」のように、ひっそりと人生を狂わされている人がいる。
『私たちを助けてくれるの?』
少女の声が頭から離れない。
本書は是非多くの人に読んで知って頂きたいと思います。 -
予想していたより読み進めやすかった。そして、かなり酷い想像をしていたにも関わらず、入管の収監者への扱いが酷かった。治安維持法と同列(より悪い)に述べられるなんて。ウィシュマさんのようなことが特別ではなく、恒常的な状態だなんて、おかしい。集団ですごす部屋のトイレに壁がない、ほぼ室内だけで過ごす、痛くて叫び続けたり血を貯められるほど吐くのに医療が受けられない…。四年収監されて仮放免になったナイジェリア人のエースがアルペなんみんセンターのクリスマスコンサートで脂汗を流してうずくまるように身体を曲げている(普通なら感情が揺さぶられるような合唱)のが、収容で極端に刺激がなかったための拘禁反応だと書かれていて、これが命からがら日本へ逃れてきた人に対する国の対応なのかと、恥ずかしくなる。
おかしいのは日本の社会構造も。みんなが嫌がる労働を「海外」からの技能実習制度に頼る。円安でどんどん日本離れが進んでいるのはむしろ自らを見つめ直す良い機会。安いカット野菜も、骨とり魚も、きれいにさばかれた肉も、もっと必要に応じて高くなればいいのだ。大学進学率が50%超えるのがおかしい。どんな仕事についても、一生懸命働けばそれなりの福祉や、仕事への尊敬を受けられるような社会構造を築くべき。
とまあ、色々なことを考えさせられた。★4にしたのは、収監される人たちがどういう事由でそれぞれそこにいるのか比率が分かりにくかったから。
これを読んで、少し知った私にできることは何だろう?難しい。
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いまわたしは、この国がどれほど酷い国かということを、日本人のみんなに知ってもらいたくて、この感想を書いている。
1981年、日本は難民条約に加入した。今から40年以上前のことだ。合計申請数は87000人以上。なのに、これまでに難民として認められた人数はたった900人。人道的な面では、日本は発展途上国。いや、まだまだ途上国といえる。
なぜこれほどまで、日本は難民の受け入れに消極的なのだろうか。イランやアフガニスタンといった国から命からがら逃れてきて、中には、国に帰れば殺される運命にある人々もいる。そういった彼らの背景も考慮せず、軽々しく「国に帰れ」と言うことは、「お前は帰って死ね」ということと同じではないだろうか。
難民認定の結果を待つ間、また、ビザが切れても母国に帰れずやむなく日本に滞在している外国籍の人々は、入管に収容される。入管は司法手続きなしで彼らを自由に捉え、無期限に収容できる。一体なぜ、入管にそんな強い権限があるのだろう。
2021年3月、スリランカ人のウィシュマさんが入管で亡くなった事件が世間を賑わせた。監視カメラに映る彼女は、一刻も早く医者に見せなければならないほど衰弱していた。その後、遺族は国に賠償を求めたが、不起訴となった。この事件以前にも、入管で死亡した人は何人もいる。マスコミが報道しないだけだ。真実は、闇に葬られたまま。
入管には「仮放免」といって、収容者を外に出す制度がある。その間、彼らは行き場がないというのに。
2023年現在、入管法が改悪された。日本はなぜ、いつまでたっても非人道的で排他的な国であり続けようとするのだろう。移民や難民を排除することで、誰にどれほどの利益がもたらされるというのだろう。
より多くの国民が関心をもっていたら、入管法も改悪されずにすんだかもしれない。この本に出会うまで、わたしは何も知らなかった。移民や難民たちの視点で日本を見ることなどないに等しかった。だけどもう、他人事ではいられない。世界から日本がどう見られているか、この国が他国民にどれほど酷いことをしているのか、この感想を読んでくださったあなたにもぜひ知ってもらいたい。
p49
我々は誰もがみな避けがたく偏見を持ってしまう。それはもうどうしようもない。だから私たちは毎日塵のように降り積もる偏見や差別を、こまめに見つけ正していかなければならないのだと思う。
p60
(前略)入管は、司法手続きなしで非正規滞在者を自由に捕えることができ、無制限に収容できる。
p62
驚くのは、本来なら庇護されるべき難民でさえ入管に収容されているという事実だ。
p100
二〇二一年二月一九日、政府は「出入国管理及び難民認定法改正案(入管法改正案)」を決定し、国会に提出した。
この法案では、三回以上難民申請した者は申請中であろうと国に送り返すことができ、さらに送還忌避について刑法上の罪を作り、退去強制命令に背くと刑事罰に処することができるとした。
p179
メイド・イン・ジャパンであっても、実質的にそれらの製品は大勢の外国人によって製造されている。
p255
(前略)いつも自分の心を点検して、夏の庭の雑草を抜くようにして、こまめに偏見を取り除いていくしかない。
p261
もし私たちが忘れっぽい国民だと政府に見くびられているのなら、私たちが忘れかけた頃、入管法改正法案が国会に再提出されることになるだろう。私たちはしつこく覚えておかなければならない。何度でも、何度でも、改正法案反対を口にしなければならない。