ホーム・コーヒー・ロースティング お家ではじめる自家焙煎珈琲

  • 集英社インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797674064

作品紹介・あらすじ

手網やフライパンがあれば、コーヒー豆の焙煎はできる。
コーヒー好きが驚くほどの味になる、自家焙煎の指南書。

もしあなたが焙煎未経験で、コーヒーのことをもっと知りたいと思うなら、実際に自分で何度か焙煎してみることを強くお勧めします。抽出に比べてハードルが高いことは否めませんが、自分で焙煎して初めて見えてくる「コーヒーの一面」が、抽出して初めて見えることよりも、遙かにたくさん存在するからです。(旦部)

プロアマの垣根は低くなったと感じます。もちろんプロにはプロの強みがありますが、どうしても「商売」にするための落とし所を探る必要が出てくるのです。しかし個人が趣味でやるには採算も利便も度外視できるし、たとえ失敗したところで、自分ひとりがまずいコーヒーを飲めば済む話。アマチュアにはアマチュアの強みがあると言えます。(旦部)

本書の中には、コーヒー焙煎のセミプロたちが複数登場してくる。それは有名な写真家であったり、業界に聞こえたブロガーであったり、果ては機械メーカーの社員や料理学校の先生もいる。(中略)拙著『コーヒーに憑かれた男たち』の続編がもしあるならば、真っ先に登場してもらいたい人たちである。彼らこそ令和版のまったき「憑かれた男たち」といえるだろう。(嶋中)
_「まえがき」「あとがき」より抜粋


【著者略歴】
嶋中労(しまなか ろう) フリージャーナリスト。1952年、埼玉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、出版社に勤務。月刊誌編集長、編集委員など歴任。主な著書に『コーヒーに憑かれた男たち』『コーヒーの鬼がゆく』(共に中公文庫)のほか、『田口護の珈琲大全』『コーヒー おいしさの方程式』(共にNHK出版)などの取材・文を担当した。

旦部幸博(たんべ ゆきひろ) 科学者、コーヒー研究家。1969年、長崎県生まれ。京都大学大学院薬学研究科修了後、博士課程在籍中に滋賀医科大学助手に。現在、同大学准教授。医学博士。専門は遺伝子学、微生物学。人気の珈琲サイト「百珈苑」主宰。主な著書に『コーヒーの科学』(講談社ブルーバックス)、『珈琲の世界史』(講談社現代新書)など。

感想・レビュー・書評

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  • 20211219

    自家用にコーヒーの焙煎を始めて約2年。
    珍しい自宅焙煎の指南書なので、Amazonで予約購入。

    手網焙煎から手廻し焙煎機、小型焙煎機まで、焙煎方法がサラッと紹介されている。

    コロナ禍で自家焙煎を始めている人が多いとの事。
    自分もその一人なのだろう。

    近年のトレンドはサードウェーブと言われる、スペシャルティコーヒーの浅煎り。
    試しに流行りの焙煎通販の人気店からゲイシャの浅煎り、エチオピアの浅煎りなど購入して試してみた。

    著者よりは若輩とはいえ完全なおじさん世代の自分も中深煎りから深煎り信者なんだとあらためて実感。
    浅煎りの酸味、フルーティさを求めるなら、紅茶でいいんじゃない?と思わせられる。

    とはいえ、筆者が言う通り、コーヒーは嗜好品。
    各自の好きな豆を好きなように焙煎して、好きなコーヒー器具で淹れる。

    コーヒーの楽しみ方は自由。
    気軽に、肩の力を抜いてコーヒーを楽しんで良い。

    その先に焙煎豆の通販、喫茶店の開業を見据える。
    コーヒーの楽しみ方は無限だな。

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